前回のエントリーでも書きましたが、小飼弾の影響で最近、速読について考えていました。 ここで、私の私感も交えつつ速読についてまとめたいと思います。 まず、大前提にあるのは早く読めるのと理解出来ることは全く別物だということ。 言葉(文字)のみを理解しても、書いている内容を理解することの間にはギャップが生じます。 例えば、   銀行部門の行う信用創造が過小なものであれば、決済手段の不足から取引活動の円滑な遂行が困難になり、経済活動の収縮が帰結してしまう。(現代の金融入門より引用) この分は単語としては難しいものはない。しかし、経済に精通したことの無い人がこの分を理解することは容易ではないだろう。 つまり、難しい内容の文章は遅読が必要になるということです。 まさに、捨て左折ならぬ捨て遅読です。 厳密には遅読というより、頭の中でイメージを固める時間です。 いったん、しっかりしたイメージを描ければ格段に本を読む速度も上がっていきます。 速読の近道は、基本構造を徹底的に頭に叩き込むことかもしれませんね。 なので、若いうちに幅広い種類の本を乱読することをおすすめします。 しかし、世の中には正しいことが書かれていない本が多数存在しますので、まずは自分の信頼できる書評ブロガーを見つけることが先決です。