ITコンサルジャンキー

ITコンサルが日々感じたことをネタにしたりしてます

2010年04月

私が本を読む理由

  
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今日から本格的なゴールデンウィークですね。 旅行に行かれる方も多いでしょう。ハワイも良いですし、国内で温泉も良いですよね。横浜のインターコンチのクラブラウンジなんかおすすめです。人混みが嫌いな私はこの時期の旅行はあまり好きではありません。夜に飲みに出かけるくらいでしょうか。 それでも昼間はあまりやることがないので、やはり本を読むことが多いです。 単純に読書は趣味であって多いときは1日10冊程度読んだりします。 しかし、私が本を読む理由はそれだけではありません。 本はコストパフォーマンスが抜群にいいのです。 みなさん、1000円で売っている2000円のお金があったら買いますか? よほどのお金嫌いではない限り買うでしょう。 勘の言い方はこれだけで気付くのではないでしょうか。 続きはまた今度書きます。 最近を勧めの本
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クラウド時代と<クール革命> 書評 + 未来予想

  
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”クラウド”という言葉自体がバズワード化している今日この頃。実際、クラウドと検索してみると様々な概念が出てきて、言葉の定義をすることが困難である。なので、ここで”クラウド”という言葉を使うときは、「ネット上のサーバーやソフトウェアなどを手元の端末で使えるサービス」として定義しておく。  IT企業の立場からクラウドを考えるとき、二つの異なる側面がある。ひとつはSaaSといわれるサービスを提供するベンダーとしての側面。ふたつめはGoogleAppsのようなサービスを社内インフラとして活用するユーザとしての側面である。  まさに本書の中でも“クラウドサービスでBtoBとBtoCを区別せよ”という章がある。ふたつめとして挙げたインフラを活用する側面はある意味、企業すらもCとする考え方だ。いま、クラウドを推し進めているのは仮想化のような技術面だけではない。もっとも重要なのは端末の変化である。スマートフォンといわれるようなiphoneやタブレット端末のipadに代表されるように、小型で使い勝手のいいワイヤレスの端末がいつでも手軽にネットに接続出来る環境を実現している。持ち運びやすさとアクセスまでのタイムラグが今後の端末には重要要素である。  少し前までは1人に1台はPCといわれていたかもしれないが、時代は1人に1台ワイヤレスの小型端末に変わるだろう。実際、PCの活用手段は多くの人はネット閲覧である。それに加え、クラウドサービスの発達により、ネット上で文章を作成や保存が出来る。アプリをダウンロードすれば画像加工だってプレゼン資料だって製作可能だ。つまり、PCという形態はもはや邪魔と言っても過言ではない。仕事ですらタブレット端末で済んでしまう。しかし、IT企業は仕事上、PCのスペックが必要だし、クラウド上に顧客のデータを保存するのはセキュリティ面で不安が残る。データを暗号化して、クラウド上に分散して管理するといった技術が発達したとしても世間的には最後までデータセンターやサーバーといったインフラを持つことになるだろう。IT企業であるが故に移行が遅れるという一種のジレンマが生じてしまう。 しかし、先程挙げたSaaSを提供するベンダーとしての役割を果たすためには、サービスのクラウド化・端末の小型化を意識するという流れは無視できない。また、クラウドサービスは個人でも企業でも格安で利用可能なので、高価でオーバースペックなアプリケーションは淘汰される可能性が高い。現在ではアプリケーション自体、個人でも作れる環境にある。そうすると、googleのような全世界のネットワークサービスを提供する巨大企業と、ニッチにサービスに対応出来る個人や中小企業の二極化になる可能性が高い。インフラ設備の不要やこのような二極化はオフィスを持たずにブログやtwitterで営業してサービスを提供する個人企業が増えることが予測される。そういった生き方が本書でいうような”クール革命”をもたらす原点になるだろう。  本書でも書かれている通り、日本企業はイノベーションが不得意であると言われている。ここで言うイノベーションとは持続的イノベーションではなく、破壊的イノベーションを指す。持続的イノベーションとは、日本の携帯のようにどんどん性能が良くなっていくようなものである。破壊的イノベーションは、既存のもので新しい価値観を生むようなものである。iphoneやipadはその典型だ。タッチパネルを装備してPCとは違う新たなガジェット感を出すことにより成功した。破壊的イノベーションは市場がないので、市場予測もできず、ギャンブル的要素が強い。破壊的イノベーションが起こりにくい理由として日本人の性格といった抽象的なものではなく、競争や参入しやすい土壌が整っていないからだと私は思う。ここではその打開策の提案は割愛させてもらうが、もっと政治主導ではなく市場主導の環境が必要なのは言うまでもない。  つまり、今起こっているクラウドの技術革新や端末の変化は本書で紹介されているような知のグローバリゼーションやライフスタイルの変化を起こす可能性が非常に高い。規模や地域による既得権が崩れることで起こる世界のフラット化に対応することが、クラウド時代を生き抜くポイントだと本書を読んで感じた。
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ルールを理解する

  
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複数人で何かをするときはルールが必要です。 サッカーでもルールが無いと喧嘩になっちゃったり、市場経済でもルールを決めないと悪い人たちがフェアじゃない方法でお金を儲けてしまいます。 日本は法治国家であり、憲法から始まり様々な法律があり私たちの生活に影響を及ぼしています。 殺人が犯罪だと知らなかったと言う理由で刑が免れることはありません。ということは、ゲームに参加するなら最低限ルールを理解しなければならないと言うことです。 ここでやっかいなことがあります。 世の中には明文化されていないルールが沢山あると言うことです。 起業して成功するためのルールも明文化されていませんし、お金持ちになるためのルールも明文化されていません。しかし、そこには自然の法則のようなルールが必ず存在します。 自分が勝負したい事が見つかったら、まずは必死にルールを探しましょう。 最初はもちろん手探りです。成功例を調査し、失敗例を調査したりします。そうすると何となく概要が見えてきます。大まかな本質が見えてきたらしめたものです。世の中には”成功する法則”的な本が巷に溢れています。しかし、その本は人の言葉で書かれていて本質が理解できなかったり、たまたまうまくいったり理由が他にあるのに法則として載せてしまう事が多々あります。それでも、書籍を読んで研究することは有意義なことなのでオススメします。 ルールがわかったら、それに従うのみです。 世の中はうまく出来ていて、結果が出るまでタイムラグが生じます。そこで不安になってルールを無視してしまえば元も子もありません。 ”自分を信じる”と”自分が信じていることを疑う”という一見矛盾している二つを両立出来る人が見えないルールを活用出来る人ではないでしょうか。
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核よりも恐ろしいもの

  
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オバマさんが核なき世界を目指して、各国と交渉しているのを最近ニュースでよく取り上げられますね。しかし、それよりも身近で恐ろしい殺人兵器を私は知っています。
それは、自動車です。
日本では毎年1万人近くが交通事故でなくなり、100万人ほどが交通事故に遭っています。そして世界では120万人のひとが交通事故で毎年命を落としています。これは明らかに核よりも多くの人を殺しています。しかも善良な市民が善良な市民を悪意もなく殺してしまうのです。

仮に核をなくすと過程して、その方法はふたつしかありません。
それは、全員が同時に核を捨てることです。しかし、国同士がそんなに信頼しあっているとは到底思えません。ライアーゲームのエデンの園ゲーム状態です。
もうひとつの方法はヒトのグローバル化を推し進めることです。自分の国の人がたくさんいる国に対しては核は発射できません。

お互い銃を構えていたら対等に取引できますが、単純に突きつけられていたら相手の条件を飲むしかありません。日本が核をもっていないのにある程度安全なのはアメリアが日米安保で守ってくれているからです。そんなアメリカを手荒に扱う鳩山首相は友愛と言いつつ国民を危険にさらそうとしているようなものです。

ここで何を言いたかったかというと、「自動車は危険なのでみなさん乗るのをやめましょう」というようなまるで環境保護主義のような能のない話をしたかったのではありません。
物事を感情で考えすぎずに色々な側面で考える重要性を強調したかったのです。

自動車はたくさんの人を殺していますが、明日全ての自動車がなくなれば世界の経済は混乱します。
核はたくさんの人を恐怖に陥れますが、明日すべての核がなくなったら世界の情勢は混乱します。

しかし、やはり自動車は環境にも良くないし事故は耐えません。
やはり核も世界の平和を脅かすものです。

大事なのは物自体ではなく利用方法やその仕組です。
良い悪いと単純に決めつけるのではなく、どうやったら良くなるかというポジティブな思考が世の中をより良くしていくと私は思います。

ユダヤ人大富豪の教え 書評

  
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はっきりいって、ビジネスにおいてこの本以上の良書を読んだことがありません。 この1冊で”お金に関する考え方””稼ぎ方””運用の仕方””幸せになる方法”すべてが書かれています。しかも物語として書かれているので読みやすいし、普通の自己啓発の本よりもわかりやすくなっています。 もう何回も読んでいますが、読む度に新しい発見があります。 人生のステージごとで違った読み方ができる本ではないでしょうか。 この本に書いてあることを忠実にマスターすれば成功すること間違いなし。 680円で人生の成功が買えるなんて買わないわけにはいきません。 ぜひ一読を。
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