ITコンサルジャンキー

ITコンサルが日々感じたことをネタにしたりしてます

2011年02月

情報は取りに行くのではなく、来てもらう時代に

  
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情報収集と聞くと、殆どの人は、気になるワードや話題のワードを打ってグーグルさんに聞くことを思い浮かべるだろう。 検索エンジンの発達によって、知りたい情報にたどり着くまでの時間が格段に短縮された。僕自身、アカデミックなことは特に、人に聞くよりもグーグルで検索する方を好んでいる。 人に聞く情報は、まとまっていなかったり自分のペースで回答を得られなかったりと、何かと厄介だからである。集合知とは大したもので、日常生活で気になったことを検索して結果が帰ってこないことは皆無に近い。 それでもやっぱり、検索は不便だと感じる。 ワードで検索しているのが一つの要因であるのだが、時折、求めているようなページが一向に見つからない。求めているページがこの世に存在しないわけではない。しかし、自分の前になかなか現れてくれないのだ。 見つけられないものは無いのとほぼイコールである。 加えて、検索を使う情報収集は自分が知りたいものしか入ってこない。 そこで、僕が見つけたい情報が自ら来てくれるような仕組みを作るようにした。 好きなブロガーのサイトやニュースサイトをRSSに登録する。 有益な情報を流してくれる人をtwitterでフォローする。 メルマガを購読する。 また以上の中で紹介されていた本やサイトを見る。 こういったことをメンテナンスをしながら3ヶ月ほど続けていると、自分が知りたい情報が自ら来てくれるような仕組みが完成する。 僕はこの方法でプログラミング言語の使い方を調べるとき以外、検索することは殆ど無くなった。 そして情報収集の効率が格段にアップしたことは言うまでもない。 同じことを3度もやったらイライラするのがプログラマの信条であると言われている。 そういったテクニックを身につければ生きるほどに効率的になっていく。 この本を参考に’余計なことをしない’ライフスタイルを目指すことをお勧めします。
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Docomoがiphoneをやらない本当の理由

  
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先日、Docomoからsimロックフリーでiphoneが使えるようになるということがニュースになっていましたね。 ドコモでiPhone 4が使用可能になるmicro SIMカードが登場 このようなサービスが出来たとしても多くのiphoneユーザは通信会社をソフトバンクのままで利用するでしょう。Docomoでiphoneを利用する人はちょっとした変わり者かアンチソフトバンクのユーザのみのように思えます。 世間的な目線ではソフトバンクがsimロックを利用してiphoneユーザを独占しているように思われていますが、僕は違うと思っています。 それはソフトバンクとDocomoではARPUが違うからです。 ARPUとは簡単にいうと一人のユーザが携帯にかける月額料金です。 みんなが通話代を気にせずに電話しまくれば、ARPUは高くなっていきます。 そしてARPUは通信会社によって実は結構違いがあります。 ソフトバンクのARPUは4070円(2010年3月)に対してDocomoのARPUは5480円(2010年3月)になっています。 ちなみにiphone3Gが販売されたのが2008年の7月ですが、2008年度のソフトバンクのARPUは4070円で変わらず、DocomoのARPUは6990円になっていて現在よりもかなり高くなっています。 加えて契約者数はソフトバンクが約2200万人に対してDocomoが約5500万人となっています。やはりソフトバンクの勢いはなかなかですがDocomoの利用者数がソフトバンクに対して倍以上いるので圧倒していますね。 これだけのデータが揃えばDocomoがiphoneをやらない(かった)本当の理由が分かりますね。 端的にいってしまえば、Docomoがiphoneを獲得して、Docomoユーザの多くが人気のiphoneに乗り換えてしまったら今よりも儲からなくなってしまうからです。 iphoneユーザは通話をあまりせずに通信料を上限いっぱいに使う人が多く、データ定額や定額の値下げ競争が今後予想されるDocomoでは手を出しにくかったと思われます。 事実、多めにみてiphoneユーザのARPUはソフトバンクの平均よりも2000円ほど高いと見積もられていますが2008年度でしたら、DocomoのARPUの平均にも及びません。 最近になってDocomoがsimロックフリーでiphoneをやり始めたのは、既存のドコモユーザがソフトバンクに切り替えるのを少しでも防ぎ、なおかつ、変わり者や特別な事情を持っていながらiphoneを使いたいユーザを囲い込むためではないでしょうか。

iphoneアプリEncountMeはfacebookを超えるかもしれない

  
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少し思い切ったタイトルをつけてみたが、これから説明することを聞けばあながち嘘ではないと思うだろう。そもそもEncountMeというのは、無料のiphoneアプリでTwitterと位置情報を連動したものである。EncountMeに登録している同士がすれ違うと、「~さんとすれ違いました」とTwitterで自動投稿してくれたり、アプリ内ですれ違った人の用意した質問に応えることでその人のプロフィールを見れたりする。
このアプリは、全く開放的な場所、例えば渋谷のような街中ではあまり威力を発揮しないと思う。ただ、ある程度閉鎖的な場所である大学のキャンパス等の場所ではfacebookよりもファーストコンタクトとしては威力がある。映画ソーシャルネットワークを観た人なら知っていると思うが、facebookはもともとハーバード大学内の友達関係をWeb上に置くという趣旨であった。しかし、facebook内の情報は更新頻度は高くても、ある程度静的なものである。これがEncountMeになると、Web上の情報とリアルの姿を同時に捉えることができ、なおかつ直接声をかけにくくてもTwitterで話しかけることができる。話しかけられた方も直接ではないのでストレスも少ない。Twitter内ではつぶやきに対して全て答えなくて良いという暗黙のルールがあるからだ。

そう考えるとファーストコンタクトにEncountMe。次にTwitterでコンタクトを取りフォローしたりして、facebookで詳しく知るといったことが可能になり、出会いの幅が広がる。また、有志を募って何かをしたい場合、ビラ配りとかをしなくてもすれ違うだけで宣伝ができる。

このように、出会いがリアルとWebの絶妙な位置にあるEncountMeはfacebookを超える要素があることがわかるだろう。


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