ITコンサルジャンキー

ITコンサルが日々感じたことをネタにしたりしてます

2011年06月

少額決済に感じる将来性

  
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これからは個人で働いていく時代である。これには明確な理由があって、一般的な会社のようにある程度人数が集まったり設備を整えたりして仕事をするのは外部コストを下げるためである。外部コストとは例えば、繁忙期に人手が足りないから一時的にバイトを雇おうとした場合の面接にかかる時間やそれに割かれる人員のコストである。ただ闇雲に外部コストを下げようとして何でもかんでも自社内で済ませようとすると内部コストが嵩んでくる。ここでいう内部コストとは正社員を多く抱えるのに必要な経費や設備の維持費などである。(現代の金融入門 [新版] (ちくま新書) ) 

ここでIT化がキーポイントになってくる。メールやSNSの発達によって欲しい人員や必要な設備があれば、検索するだけで以前よりもすぐに辿りつける。 また仕事に必要なパソコンは高性能のものでも年々低価格になってきており、サーバ等のインフラもクラウドの発達によって自社で保有しなくても良くなり、ある程度の規模の活動を行うコストが格段に少なくなった。つまり外部コストが大幅に下がった結果、内部コストも縮小していくようになるのだ。

10年先を考えると会社で働くといった概念が今よりも薄くなり、プロジェクトごとに仲間を集めたり個人で仕事をしていく人も増えていくだろう。このことについては僕自身1年以上前から言い続けていることだ。 

そういった働き方が増えてきたときスムーズにワークスタイルを変えれるようになるには、今から少額を貰って働くような仕事をしてみるといいと思う。

プログラマであったら簡単なバグの修正でもいいし、データベースのインストール作業でもいいだろう。そういった知識がなくても普通の人がTwitterのアカウント作成を手伝ったりするのでもいい。とにかく小銭をかき集めるような仕事をする感覚を持っておくことが大事だ。個人の時代になると、少数の人が大部分の仕事をこなすようになっていく。もちろん年収の差も今まで以上にひらいていく。そんな状況の中で、今まで会社から言われたことしか仕事をしてこなかった人達は途端にやることがなくなり途方にくれてしまう。やりたくても仕事が無い・やりたくても何をしていいかわからないといった状況が必ず出てくるのだ。そういった時に、短時間の少額の仕事をマルチにこなせる力を持っていることは大いに強みになる。

それにはPayPalのようなメールアドレスの情報のみで少額決済できるシステムが不可欠である。そしてまとまったお金を特定の所から得るのではなく、少額のお金を複数の所から得る新たな金融リテラシーも必要である。

日本では、お金は銀行に預けるのが当たり前になってるが、銀行にとって預金者からのお金は負債であって「預金者は銀行に投資している」といった理解が正しい。なので本来であれば銀行にお金を預けるといった方法は資産運用の一手段でしかない。日本の銀行はものすごく低金利であるのに日本人は何も考えずに銀行にお金を預けている。こういった現象はお金に対するリテラシーの低さを現していると言っても過言ではない。

少額決済の文化が根づいている国はあまり見当たらない。経済が縮小している日本だからこそ、これから訪れるであろう少額決済時代に対していち早く取り組んでもらいたいものだ。

現代の金融入門 [新版] (ちくま新書)
池尾 和人
筑摩書房
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節電対策でわかる企業のリテラシー

  
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6月も下旬ですが蒸し暑い日が続いていますね。多くの会社では3.11をきっかけに例年以上に節電を心がけていると思います。

僕の務めている会社も例外ではなく、オフィスがあるビル全体がエアコンの温度を上げたり社内では電気を切って仕事をしています。ただ、僕の務めている会社での節電対策に対して疑問もいくつかあります。まず一番大きいのは土曜出勤日(そもそも土曜出勤日がある事自体疑問なのだがw)に関しては節電と称してほぼ強制的に有給を取らされることだ。これは世間的に求められる行動と真逆である。夏に向けて電力不足が懸念されているのが平日の昼過ぎの電力である。そのため政府や工場を動かしている会社は平日を休みにして 土曜日を出勤日にしたりしている。

つまり、平日に普通に出勤して土曜日に普通に休む我社は日本の電力不足対策に何ら微塵も寄与していないのである。自分の会社の電気代を減らすためという大義名分があるなら良いかもしれない。しかし、この対策が関東電力圏内の節電のためなら即刻辞めるべきだ。土曜出勤日に有給を取らされることによって平日に休む日数が全体として減る。人数はそこまで多い会社ではないのでどちらにしても全体に影響をおよぼすことはほぼないのではあるのだが。

もう一つは夜にサーバの電源を落としていることである。この節電対策を打ち出したとき僕は頭を抱えてしまった。全くどこから話せばいいのだろうか。夜間の電力は余っていて昼間のピーク時の電力が不足しているだけといったワイドショー漬けの主婦でも知ってそうなことを知らないのであろうか。この節電対策は少なからずお客様にも影響を及ぼす。夜間にサーバを落としているため作業ができないと聞いたお客様は愕然とするだろう。この会社は基本的な教養を持った人がいないのだろうかと訝しがられても仕方がない。

節電対策を聞くだけでその企業のリテラシーを知ることができるひとつに指針になるかもしれない。これは就活生にはぜひ参考にしていただきたい。面接で面接官にその企業の節電対策を聞きそれについてどう思うかといった質問をするだけで十分だ。 答えによっては即刻その場を立ち去っても問題ないだろう。

 もしそこそこ大きい会社で、休日を分散するといった対処をしていない場合はトップのリーダーシップが取れていないかもしれない。逆に、製造系の企業で関電の反原発の動きを見て海外に進出する準備をしているといった企業は今後も有望かもしれない。

このように節電対策はその企業のリテラシーを知る一つの手がかりとなるだろう。ぜひ自分の会社や就職する会社の節電対策に注目してほしい。




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ノッティングヒルズ東京 恵比寿

  
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ブライダルフェア2件目。
こちらは恵比寿西口から徒歩3分の距離にあるノッティングヒルズという場所。
ノッティングヒルズ東京

ノッティングヒルズの名前の由来は恵比寿の街並みがロンドン西部のノッティングヒルという高級住宅街に似ているからだそう。オーナーはもともとノッティングヒルに住みたいと思っていたらしく、似ている恵比寿で一軒家を立てた。もともと一軒家だけあってノッティングヒルズでのブライダルのコンセプトはアニバーサリーな日に大切な人と家に呼んでパーティーができるようにという思いがあるらしい。

一階はゲストの待合室。夜は二次会専用パーティの会場になるそう。

上に上がると挙式場が。
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天井から直接太陽が入るようになっていて、天井に流れている水が反射して明るく幻想的な雰囲気を出してくれています。水の音もかすかに聞かれて非常に癒される空間。
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先日ここで式を挙げたというカップルが挙式の実演をしてくれます。ブライダルフェアの参加者は客目線で式の感じを確かめれます。

その後、屋上のガーデンでフィンガーフードとドリンクをいただく。実際の式でもそこで新郎新婦が軽い食事のおもてなしをしたりバルーンリリースをしたりするんだとか。

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披露宴の会場。内装はやはり綺麗ですね。

ここの式場で大体40〜50名ほど読んでオーソドックスのプランで280万円前後だそう。
デザートの試食があったんだが、ずいぶんたくさん食べさせてくれた。味もなかなか良し。

1.5次会の会場としては少し豪華すぎるかなといった感じ。ただ、一軒家の雰囲気というのはなかなか良かった。

ハワイでの挙式を考えていると告げると、ワールドブライダル・チュチュといった会社がいいと教えてくれた。また、日本では1〜2月7〜8月といった時期がウェディング的にはオフシーズンに当たり式も安く挙げられるのだとか。




julius 2011-12 a/w collection [halo;]の感想

  
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いい季節がやってきましたね。もう猛者の方々は秋冬の予約も終えてあとは入荷を待つのみとったところではないでしょうか。

学生の頃はセールなんて一周遅れのダサいやつが買うものだなんて思っていましたが、今はそんなことは全く無く、明日から続々始まるであろうプレセールが楽しみです。

さて秋冬のJuliusですが、なんといっても今季はこのアイテムが必須ではないでしょうか。
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ラップドウエストパーツ(54,000)

安い!とは言い難い値段ですが、巻いたらKAT-TUNみたいになるのはなんとも避けたいところですが、コレクションの中では良い使われ方をしてたと思います。

これを履き(?)こなしてこその猛者ですね。まあ、レザーとガスとブーツでこれを合わせちゃえばそれなりにかっこ良くできちゃいます。 約35万でおしゃれが買えます。お買い得です。初心者おすすめです。

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今季一番の好きなスタイル。サルエルとか楽でよさげだなー。最近あんまりガチガチなるのがすきじゃないからこうゆうゆったりスタイルはかなり良いな。

とりあえず欲しい物
サルエルパンツ
ブーツ 


エコという金持ちの道楽

  
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福島原発の影響で原発使用そのものが見直され、太陽発電は風力発電など一般的にクリーンといわれる「自然エネルギー」に移行するべきだという声が日に日に大きくなっている。

しかし、自然エネルギーはまだ必要電力量を満たすには不十分である。自然エネルギーはいわば金持ちの道楽である。最近はやりのエコツアーやエコライフというのも金持ちの道楽であることを理解しなくてはならない。お金持ちは自然エネルギーによって電気代が上昇しても何ら影響はないし、電力を賄えずに大停電が起こると、2〜3日はそれを愉しむかもしれないが、飽きればすぐに電気が安定供給されている所に移動してしまうだろう。

ほんとうに困るのは電気代が上がることで生活が圧迫される人や移動にあまり自由がきかない人達なのである。そして不安定な電力では企業はその土地を離れていく一方で税収も下がり、住人の生活水準もさらに下がってしまう。そうするとやはり困るのは金持ちではなく、先ほど述べたような人達なのである。

原発を止めた後の電気の賄方を一切主張せずただ原発反対を叫びながら歩く醜態を晒す集団はさておいて、大事なことはここで原発を止めてしまうことではなくて、古い原発を新しいものに変え、放射性廃棄物を他国に輸出する合理性を理解することである。

 自然エネルギーもあと数十年すれば、発電のコスト低下が見込めるかもしれないが少なくとも現状での移行は厳しいものがある。今国民に求められるのは、自然エネルギーに移行する際のリスク・火力発電を増やすことで生じるリスク・新しい原発の安全性を正しく理解して電力のポートフォリオを組むことではないだろうか。
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