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2013年02月

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」

  
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前回のエントリーに続き、ゲーム関連の本を読んだ。

この本の著者は梅原大吾氏。日本で始めてプロのゲーマーとしてスポンサーがついた人である。
その人の伝説の一戦が下の動画である。




プロのゲーマーといってもあまりピンとこない人が多いだろう。僕自身も本書を手にするまではそうであった。

しかし、本書を読んでみると梅原氏がしていることはジャンルは違えど一流のビジネスパーソンやアスリートがしていることと何ら変わらないということがわかる。

自分との葛藤、反復練習、分析など勉強になる部分がたくさんある。

僕が本書で受け取った一番大きなメッセージは「できるまでやり続けること」の大切さである。

梅原氏はゲームの天才だったから世界一になれたのだろうと思うかもしれない。たしかに才能はもちろんあったと思うのだが、一時ゲームを辞めた後に3年で麻雀でプロ級の腕前を持つまでになったエピソードを聞くと、自分を高めることのうまさが彼の成功を支えていると知ることができる。

また、圧倒的な練習量は少々のブランクでは揺るがないということも重要な示唆である。

よく一流になるには1万時間を要すると言われている。
その境地に行く人というのは全体の中でも非常に限られていて、そこまでの練習量をこなすと追随する人が驚くほど少なくなるのだろう。

仕事だってそうだ。1日8時間×20日×12ヶ月やり続けたとして年間1920時間だから、5年ちょっとはかかる。ただ、仕事時間はみんなほぼ平等であるため同じようにやっていたら大差は生まれない。

コンサルなんかは、1日14時間×25日×12ヶ月で年間4200時間働いていたりする。つまり普通の人の半分くらいで1万時間に到達し、そこからも仕事をし続けるので5年働いてみると普通の会社の人とは雲泥の差が生まれてくる。そうなってくると、仕事量をこなしてきた方に仕事が集中するのは当然出会って、正のスパイラルが起きることによって、10年後くらいには普通の会社の人と同じ時間や労力で仕事しても生み出される価値が全然変わってくるのだ。

もちろん、「単純に時間をこなせばいいというものではないだろう」という意見もある。梅原氏も本書で「10年続けられるくらいの努力をすることが大切」と説いている。ただ、かといって仕事量が嘘をつくかと言われれば全く違う。

最近ではワークライフバランスを主張する若い世代の人が増え、就職できないこと嘆いているが、最前線の企業に就職してトップレベルの成績を残すにはどの道、こなしてきた仕事量勝負のようなところがあるので、考えを改めたほうがいいと思う。

僕も本書を参考にしながら「勝ち続けるため」にするべきことを自問自答して日々研磨に励んでいきたい。



漂流するソニーのDNA

  
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突然だけど僕は新しいガジェットを買ったら必ず匂いを嗅いでしまう。
先日、mac miniに使うためのWireless Keyboard を買った時も思わず嗅いでいたら嫁さんに変な目で見られてしまった。

匂いの元はプラスチックなのかなんなのかはよくわからないが、懐かしいような嬉しいような気持ちがふわっと湧いてくる。

どうしてそこまでこの匂いが好きなのかというのを先日読んだ本で思い出した。
漂流するソニーのDNA プレイステーションで世界と戦った男たち


小学校だった僕には日課と呼べるものが2つあった。

それはサッカーとゲームである。

プレイステーション。それは僕にとって一日の最大の楽しみであった。

そう、プレステの匂いがあったからこそ僕の今のガジェット臭好きがあるのだ。

そうはいっても僕はいわゆるゲーマーではなかった。
やるゲームと言えば大抵サッカーゲームや野球ゲームばかり。ロールプレイングゲームは幼稚園の時にドラクエに挫折して以来、若干のトラウマになっている。

それでも毎日Ⅰ時間以上はプレイしていたので、まさに青春の一部と言えるだろう。その当時はプレステ自体の仕組みとか全然興味がなく、ソフトを入れれば動くのは至極当然のように受け入れていた。

後続機のプレステ2が出た時も当然ながら手に入れたが、結局持っているソフトはウイイレだけでDVD再生機としての利用が主だった。今ならゲーム機でなんでDVDが再生できるのかと考えてみるものだけど、 その当時は当たり前のように思えた自分の好奇心の無さは中々だと思う。

そんな青春を支えてくれたプレイステーションなのだが、やはりあの先進的で爆発的な売上を誇ったガジェットには凄まじいエンジニアの努力と天才的なリーダーの存在があった。

その天才的なリーダーは久夛良木健氏。
プレイステーションの生みの親である。

今でこそアップル製品がガジェットとして世界で最も魅力的であると支持されているが、当時はやはりSCEのプレステが魅力的であった。

アップルブームに乗って、ソニーは終わったとかそういった話が出ているのは残念な部分もあるのだが本書を読むとイノベーティブなガジェットを作り出す企業が10年単位でみると衰退してしまうのは必然のように思える。

ガジェットがヒットすると市場規模が大きくなる。そうなると関わる人が多くなってくる。当初は少ない開発者やマーケターで共有できていた夢や理念が薄れていくのだ。

この単純な論理でいくとアップルも10年後はどうなっているかわからない。イマイチのガジェットしか作れずにiTunesとApp Storeのプラットフォームだけを提供するソフト企業になる可能性は高いと思っている。

なにはともあれ、当時のSCEにはプレイステーションという未来のガジェットを作るために熱い闘いがあったことをしるだけで目頭が熱くなること間違いないだろう。

S2JDBCと外部SQLの切り分け

  
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S2JDBCは流れるようなSQLと言われているように、SQLをほとんど意識しなくてもある程度の処理はできてしまう。

更新・削除も可能なので、SQLを知らないプログラマでもメンテがしやすいという特性がある。(プログラマのくせにSQLも書けないのかというツッコミは置いといて)

どちらにせよSQLを外部ファイルにすることでプロジェクト内のファイルは増えてしまうし、DBの変更があったときは、ほぼほぼ書き換えなくてはならなくなる。そういったことを考慮すると開発のスピード感やDB変更への柔軟性はS2JDBCの方がメリットが大きい。

ただ、一つ文句を言わせてもらうと、group byがサポートされていのである。

これは結構衝撃であった。

まあ何でもかんでもSQLを書かずに済むとは思わないのだが集約はデータ取得の基本であるので少し残念だ。

わざわざ普通に取得してきたレコードを任意の単位でくるくる回しながら加工するのもあれなんで、当然外部SQLファイルにしましょうって話になります。(もちろんベタ書きでSQLを書いてもいいのだけれども保守性が悪くなっちゃいそうだし何となく生理的に受け付けない)

そこで議題に上がるのが 、どこまでをS2JDBCで実現して、どこからSQLで書きましょうといった切り分けの話しである。

SQLに慣れ親しんだ人からしてみれば「全部SQL書けばいいじゃん」って思うのかもしれないのだけれどもいかんせん先ほど述べたようなデメリットもあるし、普通にselectしてくるものまでわざわざsql書くのもseasar2を作ってくれたひがさんに申し訳ないかなという気もしてくる。

JOINとかは普通にS2JDBCで実現できるので、その切り分けは開発者の好みによりけりになってしまう。

僕的にはせっかくseasar2使ってるんだし、sql1書くのはgroup byとか(S2JDBCにとって)特別なことをするときだけにしようというふうに思いました。

そこらへんひがさんはどう思っているんだろう。
設計思想とか聞いてみたいものである。

一人シンガポール旅行 その2 ガジェット編

  
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前回の更新からだいぶ時間がたってしまいました。

それと同時に旅の思い出も遠くなりつつあります笑

さて今回は、僕が実際に旅をした際に役に立ったガジェット類のお話をしたいと思います。

・スマホ
もうこれは言わずもがなですね。ちょっとした調べ物をしたり音楽を聞いたり移動の暇つぶしにゲームをしたりと用途は多岐にわたります。別に旅じゃなくともケータイ・スマホは日常生活の必需品ですからここで改めて紹介する必要もないのですが、普段あまり使わない人も多い機能が旅行では第活躍します。

それが、「GPS」です。
見知らぬ土地で目的地になかなか辿りつけないなんてことはよくあることだと思います。
観光スポットのようなところに行くならまだいいかもしれませんが、ちょっとした小さい店になんか行こうとして地図をみても大雑把でよくわからないという時にGPSは活躍します。地図アプリでは現在と目的地だけでなく、「今向いている方角」までわかるので地図を読むのが苦手な人でもなんとなく目的地の方向にあるけばほぼ間違いなく着いてしまいます。

シンガポールはいわゆる観光地的な中心街の範囲が非常に狭いので歩くのが好きな方でしたら基本徒歩移動でどこでも行けちゃいます。僕も旅行中は次の行きたい場所を地図で目星をつけてGPSを頼りに気ままに好きな道を歩きながら散策するというスタイルをとっていました。タクシー移動も楽でいいかもしれませんが現地の雰囲気を楽しむには観光スポットではないところを歩くのが一番だと思いますし、その際にはとても重宝する機能です。また、なんといってもGPSはとくにwi-fiとかの通信回線がなくても使えるというところが大きなポイントだと思います。


・タブレット端末(iPad、Nexus7)
これは特にエア・アジアのような格安航空で移動する際には持っておくと便利です。実はエア・アジアには個人専用ディスプレイはおろか、巨大スクリーンも音楽配信もありません。(高いシートはあると思います)
そうすると、移動中めちゃくちゃ暇になります。
また、前回紹介したスカイスキャナーでなるべく安く航空券をとろうとすると無駄に長い時間のトランジットが発生する可能性が高くなります。
 そこでまためちゃくちゃ暇になるわけです。
ノートパソコン持ってけば良いじゃんと思うかもしれませんが、機内はあまり広くないのであまりおすすめできません。(僕の隣で大学生くらいの人がドヤ顔でExcel叩いていましたけどはっきりいって邪魔でした)

そんな時にキンドルアプリで本や漫画を仕込んでおいたり映画をダウンロードして通信環境がないところでも見れるように準備しておけば、移動時間や待ち時間も少しは楽しくなります。


なんか文章が少し長くなってしまいました。
本当はおすすめのアプリまで紹介したかったのですがそれは次回のエントリで。

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