今年ももう締めくくりなので、今年の読んだ本で特に面白かったベスト10を紹介したいと思います。
10冊並べてみて感じたのは、今年はiPhoneアプリで読む本が多かったなぁということと、毎年信じられないくらい面白い本が出てきているなということです。
また、本を読んで人生が変わるのを身を持って体験した年であったと思います。
気になるのがあったら、ぜひ正月休みに読んでみてください。

成毛本ですね。一番最初に読んだときは、まだ学生だったのでそこそこかなあと思ったのですが、社会人になって読んでみると、面白さにはまってしまいました。今年一番読んだ本だと思います。ちなみに僕はiPhoneアプリで読んでいます。

拝金
今年売れに売れたホリエモンの小説です。小説は時間コストの関係で全く読まなくなってしまった僕ですが、興味をそそられて読んでみたら、処女作とは思えない出来で、非常に面白かったです。独特のスピード感と随所に散らばっている起業に役に立つ要素が相まって、素晴らしい小説に出来上がっています。


僕には全く役に立つ本ではないですが、雑学心をくすぐられる良い本でした。大人になると、読書=勉強になってしまって、読書に対する目的意識を強く持ち過ぎている気がします。そういった読書に一石投じる意味も含めて、選ばせてもらいました。

経済本の中で一番面白かった本です。データや論理が丁寧に書かれているので、金融系や経済ブロガー以外の方でも一般教養として読みやすい本ではないでしょうか。この程度の最低限の知識は、政治関係者にも持っててもらいたいものです。

クオンツは、数式とか使って株の動向を読んで投資戦略とか金融商品を考え出す人をいいます。リーマンを皮切りに始まった世界同時不況の本は腐るほど出ていますが、クオンツに焦点を当てた独自の視点で書かれた読み物で、正月休みに楽しむにはぴったりの本だと思います。

いわゆる自己啓発本の類ですが、他の本とは一線を画しています。これからの働き方として、必読書であると思います。

新書がベスト (ベスト新書)
間違いなく今年出た新書の中ではベスト1です。食える読書を実践している小飼氏が惜しみなく、読書法を書いています。出版社ごとの社評も新鮮で面白いです。

本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
新書がベストと兄弟関係のような本です。多読家の成毛氏の今までのキャリアがあるのは、間違いなく読書によるものなのだと実感できる本になっています。

どんな業界でも通用する”成功する方法”が書かれています。隠れ秀逸本で、実はあんまり紹介したくなかったり。。。

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
前著、知性の限界よりとセットで読むと面白いです。もちろん1冊でも十分楽しめます。というか、紹介いらずの有名本ですね。