例えばあなたが最短で料理評論家になりたければミシュランガイドに載っている店に行けばいいでしょう。駅前にあるしなびた居酒屋なんて行く必要がありません。

例えばあなたがマクロ経済に明るくなりたければマンキューのマクロ経済の本を読み込めば良いでしょう。本屋に積まれている新書に目を通す必要なんて全くありません。

それでいいのだけれども、そういう人たちは圧倒的な“量”をこなしてきた人に勝てません。

読書家だってプログラマーだってスポーツ選手だってどんなに“質”のいい練習をしてきても膨大な“量”をこなしてきた人には太刀打ち出来ないのです。

量が質に勝る分岐点さえ知っていれば量を求めることも悪くはありません。

何でも1万時間やるとその道のプロになれると言われています。もちろん天才は1万時間が100時間で済むかもしれませんが、大半が天才ではない世の中では単純に1万時間を追い求める方が賢い選択ではないでしょうか。