東海地方太平洋沖地震の影響で、福島原子力発電所が大打撃を受けた。
原子力発電とは自然界にあるウランの中でもウラン235を4%程度まで圧縮したものを燃料として使用する。いわゆる核爆弾はウラン235を90%くらいまで圧縮するので、一部の人が騒いでるような大爆発が起こる可能性は極めて低い。建家が吹き飛んだ原因が水素爆発と言われているが、これはウランを詰めている燃料棒の素材がジルコニウムでできているからである。ジルコニウムには酸化作用があり、水で満たされた格納容器が燃料棒の高温で蒸発して(本来なら水は循環して蒸発することはないが電気が止まってしまったため)、その水蒸気中の酸素を吸収することによって水素が発生したと考えられる。水素は空気よりも軽いので上に上に昇っていき、なんらかの形で格納容器を飛び出して建屋の天井にたまって、水素爆発を起こしたというのが今考えられる自然流れだ。
水素爆発とは関係なく地震によって原発は止まってしまい、あまり報道されていないが多くの火力発電もストップしてしまった。日本では主に原子力発電・火力発電・水力発電で電力をまかなっている。
詳しくは以下のブログを
西陣に住んでいます
本日ようやく川崎にある東扇島火力発電所に復旧の目処がたったので、しばらくは計画停電無しで生活できるかも知れないが、問題はこれからやってくる夏である。夏は冬よりも多く電気を使う。例年どおり電気を使うと、現状の発電能力を超えてしまう。つまり夏のクソ暑い午後に東京が大停電に見舞われる可能性が高いのだ。毎年多くの人が熱中症で命を落としている。停電によってクーラーも使えない環境になってしまうと例年以上に熱中症で倒れてしまう人が増えるだろう。対策としてはサマータイム導入、超クールビズの推奨、深夜労働、関西移転等があげられる。
次回はこれらの方法や効果等を具体的に考えてみたい。