読者モデルとは、主にファッション雑誌などに出ている人で、職業としてモデルをやっているわけではないけどスナップ写真をよく撮られたり、特定の雑誌に常連のように出ている人のことを指す。最近では小森純さんやくみっきー(本名が浮かばないw)のように読者モデル出身でタレントになったりする人も多い。

雑誌に出てくるような読者モデルを女の子たちは、”本物のモデルのように遠くなく身近に感じれる可愛くておしゃれな人” と感じるようで、読者モデルがすすめる物をせっせと買ったりしているようだ。

ビジネス界に於いても読者モデル的な存在が最近増えているように感じる。ビジネスで一山当てようとしている誰もが孫さんやホリエモンに憧れるが彼らの存在は遠いし、類まれなる才能とそれを活かす努力を惜しみなく続けた人であり、いわゆる一般人からしてみるとなかなか真似できない存在である。 

しかし、金融日記の藤沢数希さんchikirinの日記のちきりんさんのようなアルファブロガーは、読者モデルのような存在で身近であり且つ憧れであるので非常に人気があるのが特徴だ。先日発売された藤沢さんの本は私も買ったのだが、Amazonで在庫がない状態があったりした。今月末に発売されるちきりんさんの本もおそらく同じような状況が生まれるだろう。

そこで思ったのだが、ビジネスマンは起業で年収数億円とかそういうのを目指す前に自分の存在する市場の読者モデルを目指してみてはどうだろうか。

今回はブロガーを挙げてみたが彼らはいい意味で普通のビジネスマンのロールモデルである。最前線のビジネスマンとして働いたり、あるいは会社を辞めたりしても、それ以外で本を書いたりして本業以外の収入を得て、自分の考えをブログ等のネットで公開することで議論を生んで、それをまた本職や私生活に反映させていく事ができる。そういったことを続けることで正のスパイラルが生じて、趣味や私生活そのものがお金を生むようになる。 また、女性誌の読者モデルのように今後は市場規模が拡大していき、トレンドを作る原動力になる可能性もある。

ビジネスの読者モデルを目指すには多くの人に自分を広く知られなければならない。つまり自分自身をアピールするメディアが必要になる。その基本がブログであったり最近ではメルマガだったりする。どのメディアを使うにせよ必要なことは文章を書くことであることは言うまでもない。

簡潔にまとめるとビジネス読者モデルに必要なものは以下のみっつである。

・知らない人でも信頼感をもてるような本業(外資系企業・起業家等)
・本業や趣味において多くの人に付加価値を与えるような知識
・それを伝える文章力 

これから、ビジネス読者モデル的な存在が増えていくと僕は予想している。そうならばその市場が飽和する前に早めに飛び込んでしまったほうが良い。先ほど挙げたみっつの条件をクリアしていなければいち早く克服する必要があるだろう。 

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