IT周りのインフラの低価格化や技術の発達によって’仕事’に必要な人員というのは少なくなってきています。それに加えて労働者間での競争が国内のみならず世界規模になることで、日本人は価格競争に負けてしまい仕事を失う人が増えてきています。

このような変化は現状では大規模に起こっているわけではありませんが、その足音は確実に大きくなってきていると言えるでしょう。多くの識者たちも大企業に入れば一生安泰という神話はもう成り立たないと警鐘を鳴らしています。

対極として、家入さんが主導としているような新しい形の集団が生まれてきたりしています。その背景として多くのサービスをインターネットを通じて提供できるようになったことで、サービスを立ち上げる速さ・そのサービスが伝わる速さが尋常ではなく速くなってきていることが挙げられます。極端な話、ちょっとしたアイディアが浮かんで、2〜3時間でそのサイトやソフトをさくっと作ってTwitterで広めて、そのまた数時間後にはすでにマネタイズできるようになるといった例が色々と出てきています。

このようなスピード感でプロジェクトを立ち上げれるようになると、継続的な組織というものが非常に煩わしくなってきます。アイディアによって一人でやりたい事や複数人でやりたい事など色々なパターンが出てくるからです。複数人でやりたいことがあればTwitterやFacebookで適当に募れば良いやという風になるとますます会社の必要性がなくなってきます。

もちろんこのような例は、現段階ではごく一部にしか当てはまらないのは承知ですが、そのごく一部の規模が急速に拡大しています。かつての多くの人が想像する仕事というのは事実上世界的な大企業が独占状態になるように収束し、その他はマイクロ化した仕事が増えていくでしょう。

最近はその流れも顕著になってきており、マイクロ化の代表として「ノマド」「フリーランス」と言った言葉がバズワード化してきています。収穫逓減の法則を考慮すると、フリーランスで仕事がしたいと思っている若者は少しでも早く信頼を構築して生活できる域までにマネタイズする必要があるように思えます。流行りのノマドでいくら固定経費を削減したとしても収入がなかったら仕事としては成り立ちません。傍から見たら一日中2chをしているニートとほとんど変わりのないインプットアウトプットしかしていない人もちらほらと出てくるのではないでしょうか。

有料メルマガやればなんとかなるっしょと思っている人もいるかも知れませんが、市場規模は拡大しているとはいえ賢明な読者は有益なメルマガが増えてきて、前まではホリエモンとisologを購読してればオッケーだったのが、どれを読むべきか取捨選択を始める段階にまできています。競争という観点から言うと、社内での競争のほうがずっと緩く優しいもののように思えます。

そう考えると、社畜が負け組でフリーランスが勝ち組とかそういった図式は成り立たずに結局、社会に対して自分が少しでも貢献できることをせこせこと誠実にこなしていくことが、身も蓋もない結論なのでしょう。