アップルは現在において、世界一と呼ぶにふさわしい企業である。
製品の人気もそうであるし、多くの人が憧れを持ち注目している。
アップルで働く人たちは、まさに”ど”がつくほど優秀であるというのは想像に難くないが、一体どのように優秀なのかと言われるとあまりピンとこない。
コミュ力、知識、教養、行動力、創造力等、優秀に必要な条件というのは様々あるのだがそれを具体化して、どのようにその力があってどのようにその力を使って仕事することで他の人よりも優秀に仕事が出来るかということはあまり理解されていない。
その一端を垣間見ることができるのが本書である。
しかも著者はその”ど”優秀な社員を束ねる管理職であった人間なので、その信ぴょう性は非常に高い。ただ、優秀な人というのは何でも一発でこなしてしまうという印象を持ってしまいがちなのだが、本書を読む限りいくら優秀でも大切なのはトライアンドエラーを繰り返し努力をすることであるというのが垣間見ることが出来る。
もう少し早めに読んでおけばよかったなとちょっとだけ後悔した。
責任者が出てきてくれたので、次はプログラマが登場してくれることを密かに期待している。
僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)
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松井博
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こんにちは。創造的な仕事をする個々人では、創造性を高めるために、いろいろな方法を実施する必要があると思います。「退屈」、「注意力散漫」、「先延ばし」なども場合によっては、生産性を高めることすらあります。ただし、マネジメントという視点からみると、オリジナリティーのある企業は、否が応でも必ず新しい面に日々進んでいかなければならないものとして現実に行動しているという事実があります。たとえば、デュポンでは、研究者は自分の時間の3分の1を、自分の担当の仕事とは一見、何ら関係のないことの研究調査に当てなければいけないようにしています。こうして常に新しいものに目が行くようなシステムづくりを行っているのです。これを理解しているマネジメントが、否が応でも必ず新しい面に日々進んでいかなければならないような組織をつくりあげてこそ、上記の個々人の創造性を高める方法も生きてくるというわけです。成長の基盤は変化します。企業にとっては、自らの強みを発揮できる成長分野を探し出し、もはや成果を期待できない分野から人材を引き揚げ、機会のあるところに移すことが必要なのです。昨日を組織的に切り捨てるとともに、資源を体系的に集中することが、成長のための戦略の基本なのです。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。