今日もいつものように朝の新聞の時間がありました。
その中に、マイクロソフトの自社携帯”kin"の記事があって、そこから派生して日本のガラパゴス携帯の話題になりました。
SIMロックについての話にもおよび、私は「ガラケーの原因は電波問題にあるのでは」と発言したところ、お偉いさんにガラケーと電波は全く関連がないと切り捨てられてしまった。
うん??どこの国の話をしているのかな?
まあ下っ端の私がその後反論きるわけもなく、ただただ押し黙るしかありませんでした。
こんなんで新聞の時間の意義があるのでしょうか。
携帯電話「ガラパゴス化」の本当の理由SIMロック禁止より「電波開国」を
周波数政策と通信業界の競争戦略 ― 夏野剛
お偉いさんは「日本の技術力が高すぎて、携帯に多くの機能を求めていない世界のユーザーからは敬遠されている」とおっしゃっていましたが、それではアメリカからやってきたiphoneがこれだけ日本で人気なのはなぜでしょうか。
確かに、開発費がかさみ端末代が高すぎると言うのはわかりますが、それなら海外用に少し前のモデルを売ればいいだけの話である。いろいろ矛盾だらけである。
話は変わりますが、今月中にもipadを導入したいと考えています。
まずは無線LAN環境の構築からだな。
2010年04月
マナー研修なるものがあった。
はっきり言ってくだらない。
いちいち細かいことを規律で守ろうとするのはいかかがものか。挨拶はこういう言い方。電話対応はこういう言い方。
しかし、絶対誰も教えてくれないのが、それが正解だという理由だ。
そういうマナーをやたらと重んじる人によくある発言は「異文化の人をちゃんと理解しよう」というもの。
明らかに矛盾しているではないか。日本にはひとつの文化しかないと思っているのかな?
私はマナー違反を進めているのではない。この問題には明らかに答えが無いと言いたいのだ。
マナー研修で一番最初の教えるべきことは「マナーに良いも悪いもない、大事なのは自分から発する気持ちだ」ということだと思う。
やたらとマナーを重んじる人は、相手の気持が重要ではなく形式が重要なのであろう。
「年賀状を頂いたのだけれど、鉛筆で書かれていて残念に思った」・・・・・そういうのが残念。
もうひとつの特徴は、自分が偉いという幻想をいだいているということだ。生まれた年の違いで社会的地位が変わるなんてありえない。単純に誰を尊敬するかしないかである。
変なおっさんは一切尊敬してないが、私は例え小学生であっても尊敬することがある。
といっても、ビジネスの世界ではこういう言い訳は通用しない。
我々は粛々とマナーを暗記して機械のように遂行するのみだ。
なんとも悲しき世界かな。
The trouble with the rat race is that even if you win, you’re still a rat.
個人的に高橋洋一さんには絶大な信頼を寄せています。
彼の功績はすばらしく、著書はほとんど読ませてもらっている。
本書もそのひとつである。
序盤は現在の経済状況を打破する政策の提案として少し大胆な発言が多い。その理由は高橋さん自身、いまの日本の状況をかなり深刻にとらえている表れだろう。政府紙幣の発行に関しては賛成しかねるが、イメージとしては瀕死の人には心臓マッサージが必要だと言うことだろう。定額給付などの単発なバラマキ政策が上手くいかない理由は、将来に対する不安である。貯蓄は将来に向けられたものであって、将来が明るければ国民も消費に傾く。小泉政権の時に経済が上向いたのはマクロ経済政策以外にも郵政民営化などの改革を通じて感じられる”将来もっと良くなる”という期待感が起因していたとも言われている。政治や経済に活気がない現状において、バラマキ政策は失敗に終わる可能性が高いが高橋氏も言うように人間はゲンキンなものであって、お金をもらえば消費に走りたくなるものである。
こういった給付の効果を上げるためには、使うことのインセンティブを高めることが重要である。また、逆に貯蓄することのインセンティブを下げることでも実現出来る。
例えば、給付金を使える期間を短くしたり、給付金を使うことによってさらに給付を受けられるようにしたりすることである。
インフレ目標に関しては池田氏も言うように、インフレ期待を起こす方法は現在見つかっていないので明確な数値を提示することにさほど意味を感じない。もちろん年率2%ほどのマイルドなインフレがもっとも好ましいと言うのが現在の経済学におけるコンセンサスだが、政府が金融政策だけでこれをコントロールするのは非常に難しい。日本のように国家規模が大きい国においてはより一層であろう。
しかし、高橋氏の提案する政策は理路整然としていて興味深いものばかりなので、ビジネスマンでも読んで置く必要があるだろう。
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ブログのタイトル変えました。
気分一新して頑張ります。
菅直人財務大臣が先日びっくりするような増税の波及効果を発表しましたね。 乗数効果を理解していない管さんがこの理論を成功させることはまずないでしょう。 しかし、増税について議論することは必須であると思うので、ぜひ検討していただきたい。
今回の話と関連して、不況になってから毎日のように新聞等で騒がれているのが失業問題ですね。 年末には派遣村を作ったり、市場原理主義の意味も知らない人たちが以前の小泉・竹中政権が格差を拡大したと言って罵ったりしています。
残念ながらいまの民主党政権の政策では失業問題が解決される兆しは見えてきません。 私には良い失業と悪い失業があると思います。
ここでキーになってくるのが”雇用流動性”です。
今の日本では、この雇用流動性が著しく欠けています。 高度経済成長下で出来上がった終身雇用を日本の伝統だと勘違いして、正社員は権力を拡大して、企業は例え景気が悪化しても解雇することが難しくなっています。そのため、正社員という固定費が拡大するのを防ぐために、若者を中心とした変動費でまかなうことが出来る非正規社員を増やしたりしています。 派遣労働者もこの非正規社員の一部ですが割合としては極少数なのです。しかし、この派遣労働者をセンシティブに報道することによって同情を誘い、派遣労働ひいては非正規社員を雇う企業が批難されてしまっています。
この批難を避けるために、多くの企業は海外進出し、日本人よりも安い賃金で働いてくれる外国人を雇います。 こんなことを続けているとどうなるでしょう。おそらく、日本にはくそ忙しい正規社員と暇すぎる若者のニートであふれることになります。
よく、貧困問題を取り上げるドキュメンタリー番組で「アフリカの子どもが国のせいで苦しい生活を強いられるのはいけないことだ」と言われています。それは本当にそうであると私も思います。なのに安い外国人労働者でコストをカットして拡大している企業に対して、また、その煽りを受けて自分たちの賃金が下がることに対して異常に反応します。
これは、貧しい国の人が貧しい生活をするのはかわいそうだが、自分たちは助けることはしないという意思表示と一緒です。倫理的な観点から言うと、どの国の人にも平等の権利があり、その人たちが働いて豊かになることは良いことです。賃金低下やコスト低下は世界的な格差の是正であって、外国人労働者と同じ仕事しかできない日本人の賃金は減って当然なのです。日本人という既得権を握りしめて、貧しい国の人に仕事を与えないのは強欲としか言いようがありません。 正規社員もこれと同じ既得権で、新卒でたまたま入社できた人材を守ることは倫理的な観点からも、雇用流動性と言う観点からもいいことではありません。
これからの時代を生き残るには新しい価値を見つけて提供することが必要なのです。
ここで少し話を戻します。 小泉政権の時、失業率が上昇したと言う分析結果もありますが、これは雇用流動性の上げるという意味で当然のことなのです。
例えば、100人の村があるとします。 最初はみんなで自給自足の生活をしていたので100人全員で農業をやっていました。 ところがある日、勉強好きの村人の一人が農業機械を発明しました。これによって、100人でやっていた仕事が30人で出来るようになってしまいました。
70人がニートになってしまいましたが、何もしないのも暇なので工場を作って村民の生活用品を作るようになりました。そこでもまた勉強好きの村人が機械を発明して70人でやっていた仕事が10人で出来るようになってしまいました。
そこで失業した60人で会社を起こしました。・・・・・・・・・・・
ここだけの話だけでもだいぶ社会が豊かに変わってることがわかると思います。イノベーションが起こることによって、どうしても失業率は一時期上がってしまうのです。しかし、雇用流動性が保たれていれば失業した人は新しい分野に移動して、さらに発展していきます。こうやって社会は豊かになってきたのです。
しかし、日本は高度経済成長で右肩上がりの成長をしていたことを良いことに、少ない人数で済むことを多くの人数でやっていたり、時代遅れの企業を延命したりしてました。 これでは効率が悪いと言うことで小泉さんは再び、雇用流動性をあげようと不良債権の処理をしたり小さな政府を作ろうとしてたのです。
なので一時期の失業率の増加は”いい失業”だったのです。 どうしても、国民は短絡的に物事を考えてしまいます。一刻失業率が上がってしまえば、すぐダメだと結論づけてしまいます。政治家は短命なのでより短期的な結果を求められ、小泉さんのような長期的目線を持った改革をしようとしません。こういった状況が日本経済の成長を遅らせていると私は思います。 なので、今の低成長を克服するには、規制を撤廃して雇用流動性を確保することと、自由な競争をすすめる土台作りではないのでしょうか。
菅直人財務大臣が先日びっくりするような増税の波及効果を発表しましたね。 乗数効果を理解していない管さんがこの理論を成功させることはまずないでしょう。 しかし、増税について議論することは必須であると思うので、ぜひ検討していただきたい。
今回の話と関連して、不況になってから毎日のように新聞等で騒がれているのが失業問題ですね。 年末には派遣村を作ったり、市場原理主義の意味も知らない人たちが以前の小泉・竹中政権が格差を拡大したと言って罵ったりしています。
残念ながらいまの民主党政権の政策では失業問題が解決される兆しは見えてきません。 私には良い失業と悪い失業があると思います。
ここでキーになってくるのが”雇用流動性”です。
今の日本では、この雇用流動性が著しく欠けています。 高度経済成長下で出来上がった終身雇用を日本の伝統だと勘違いして、正社員は権力を拡大して、企業は例え景気が悪化しても解雇することが難しくなっています。そのため、正社員という固定費が拡大するのを防ぐために、若者を中心とした変動費でまかなうことが出来る非正規社員を増やしたりしています。 派遣労働者もこの非正規社員の一部ですが割合としては極少数なのです。しかし、この派遣労働者をセンシティブに報道することによって同情を誘い、派遣労働ひいては非正規社員を雇う企業が批難されてしまっています。
この批難を避けるために、多くの企業は海外進出し、日本人よりも安い賃金で働いてくれる外国人を雇います。 こんなことを続けているとどうなるでしょう。おそらく、日本にはくそ忙しい正規社員と暇すぎる若者のニートであふれることになります。
よく、貧困問題を取り上げるドキュメンタリー番組で「アフリカの子どもが国のせいで苦しい生活を強いられるのはいけないことだ」と言われています。それは本当にそうであると私も思います。なのに安い外国人労働者でコストをカットして拡大している企業に対して、また、その煽りを受けて自分たちの賃金が下がることに対して異常に反応します。
これは、貧しい国の人が貧しい生活をするのはかわいそうだが、自分たちは助けることはしないという意思表示と一緒です。倫理的な観点から言うと、どの国の人にも平等の権利があり、その人たちが働いて豊かになることは良いことです。賃金低下やコスト低下は世界的な格差の是正であって、外国人労働者と同じ仕事しかできない日本人の賃金は減って当然なのです。日本人という既得権を握りしめて、貧しい国の人に仕事を与えないのは強欲としか言いようがありません。 正規社員もこれと同じ既得権で、新卒でたまたま入社できた人材を守ることは倫理的な観点からも、雇用流動性と言う観点からもいいことではありません。
これからの時代を生き残るには新しい価値を見つけて提供することが必要なのです。
ここで少し話を戻します。 小泉政権の時、失業率が上昇したと言う分析結果もありますが、これは雇用流動性の上げるという意味で当然のことなのです。
例えば、100人の村があるとします。 最初はみんなで自給自足の生活をしていたので100人全員で農業をやっていました。 ところがある日、勉強好きの村人の一人が農業機械を発明しました。これによって、100人でやっていた仕事が30人で出来るようになってしまいました。
70人がニートになってしまいましたが、何もしないのも暇なので工場を作って村民の生活用品を作るようになりました。そこでもまた勉強好きの村人が機械を発明して70人でやっていた仕事が10人で出来るようになってしまいました。
そこで失業した60人で会社を起こしました。・・・・・・・・・・・
ここだけの話だけでもだいぶ社会が豊かに変わってることがわかると思います。イノベーションが起こることによって、どうしても失業率は一時期上がってしまうのです。しかし、雇用流動性が保たれていれば失業した人は新しい分野に移動して、さらに発展していきます。こうやって社会は豊かになってきたのです。
しかし、日本は高度経済成長で右肩上がりの成長をしていたことを良いことに、少ない人数で済むことを多くの人数でやっていたり、時代遅れの企業を延命したりしてました。 これでは効率が悪いと言うことで小泉さんは再び、雇用流動性をあげようと不良債権の処理をしたり小さな政府を作ろうとしてたのです。
なので一時期の失業率の増加は”いい失業”だったのです。 どうしても、国民は短絡的に物事を考えてしまいます。一刻失業率が上がってしまえば、すぐダメだと結論づけてしまいます。政治家は短命なのでより短期的な結果を求められ、小泉さんのような長期的目線を持った改革をしようとしません。こういった状況が日本経済の成長を遅らせていると私は思います。 なので、今の低成長を克服するには、規制を撤廃して雇用流動性を確保することと、自由な競争をすすめる土台作りではないのでしょうか。
私の会社では毎朝、スピーチの時間があります。
明日は私の番なので何を言おうか整理するためにエントリーにしてみました。
新人なのであまり偉そうなことも言えないし、まだ研修ばかりしているので研修にちなんで勉強法についてスピーチしようかと考えています。
先週から本格的に研修をさせていただいているのですが、講師の方が仕事をする上で勉強することの大切さを教えてくださっています。
そこで、勉強にちなんで私が参考にしている本の内容を少し紹介させていただきます。
本を書いたのは小泉政権の時に金融担当大臣と郵政民営化大臣を務めていました竹中平蔵さんです。
竹中さんは、その本の中で勉強は4つのマトリクスにわけて考えると良いとおっしゃっています。
横軸は「人生を生き抜くための勉強」と「人間力を鍛えるための勉強」
縦軸は「天位のある勉強」と「天位のない勉強」
例えば「人生を生き抜くための勉強」かつ「天位のある勉強」は簿記の試験の勉強にあたります。
「人生を生き抜くための勉強」かつ「天位のない勉強」はプログラミング言語や経済の勉強です。
「人間力を鍛えるための勉強」かつ「天位のある勉強」は趣味のライセンスの資格をとる勉強です。
「人間力を鍛えるための勉強」かつ「天位のない勉強」は小説読むとかの教養を身につける勉強です。
人は知らず知らずのうちにいずれかの勉強に偏ってしまいがちです。
この4つのバランスを取ることでお互いの勉強を補完しあえるようになると竹中さんはおっしゃっています。天位のない勉強ばかりしていたら、達成感を感じる機会が少ないと思います。そこで関連した、資格をとることで天位のない勉強のモチベーションを上げることができたりします。
趣味の勉強に重きを置きすぎていたら、仕事が苦痛に感じてしまうことがあるかもしれません。そこで、仕事のスキルを上げる勉強をしたら、仕事にもやる気が出て、週末の趣味に対しても、よりメリハリがついて楽しくなることもあると思います。
このマトリクスを意識するだけで、幅広い知識を身につけることも可能になりますし、各々の勉強の効果もあがるように思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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