ITコンサルジャンキー

ITコンサルが日々感じたことをネタにしたりしてます

2010年05月

コンピュータと人間

  
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一応プログラマでもあるので今後はテクニカルなことも書いていきたいと思います。
僕がブログに書くことで少しでもITリテラシーが身についてくれれば幸いです。(そんなサイトはググれば腐るほどでてくるのですがorz)

その前にITリテラシーとかコンピュータリテラシーが必要なのかということを考えたいと思います。
結論から言うと現時点では必要ですが、将来的には必要ありません。
現在は仕事でもなんでもPCを使いますしipadのようなタブレット端末も台頭してきてます。これに加えてクラウドコンピューティングという概念が広がってきて、アプリケーションをつくるということが日常化してきています。いままで一般の人にとってPCは使うためのものでした。しかし、これからはますますPCは何かを作るためのモノに変わっていきます。そして、それが容易になるようなアプリケーションも出てくると思います。
例えば、ブログを書くことだって、昔の人は自分でHTMLを使ってホームページを作って、そこから更新していました。初心者にはホームページを作るのは非常に難しく、また出来たとしても簡易なものになってしまいます。しかし、今ではアメブロやライブドアブログのようなサイトに登録するだけで、簡単に書き込みできますし、自分好みの画面にカスタマイズすることも可能です。HTMLという言語を意識せずとも作れるようになったのです。
これと同じことがアプリケーションでも起こると考えられます。JAVAやPerlを意識せずともアプリケーションが作れるようになるのです。

そこでリテラシーの話に戻ります。現時点では知識があれば、その情報格差を利用して仕事にすることが可能です。需要も多いでしょう。しかし、あと10年もすればそれは廃業と化します。人は言語等を意識せずとも使いこなせるようなツールが出来るからです。この変化は非常に早く起きるのではないかと僕は予想しています。そして、孫さんが仰っているように2018年にはトランジスタ数が人間の脳細胞を超えると予想しています。こうなったら、知的労働のほとんどをコンピュータが行うようになり、人間はより働かなくても生きていけるようになるのです。

ipadがもたらす新たなビジネスモデル その1「ネットカフェ」

  
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10日に朝一でipad予約しました。wifiモデルの16ギガです。
あと、12日に東京ビックサイトで行われたクラウドコンピューティングEXPOで実際ipadに触れる機会がありました。第一印象としては思ったよりも薄くて軽かったです。でもやはり長時間持つのは腕に負担が掛かりそうですね。画面はスゴクきれいで動画もきれいに見れます。今までは動画をみるという感覚でしたがタッチパネルで動画を操作をするという感覚が新たにできそうです。
電子書籍としてはまだ、わかりません。kindleの方が紙に近い画面なのでディスプレイで字を読むのが苦手な人はipadだと少し読みにくいかもしれません。
私は1日中、iphoneやPCの画面を見れる人なのでkindleは買う必要がないかもしれません。

そんなipadがもたらすビジネスを思考実験として考えていきたいと思います。
その第一回目は「ネットカフェ」です。
ipadは活字の本だけでなく漫画に期待する声が多くあります。そこで、紙の漫画で多くの不動産コストを抱えているネットカフェにipadを導入したらと考えました。つまり、漫画を全部電子化してクラウド上に保存するという手段です。
受付でipadを一台渡せば個室の中にはパソコンも置く必要がありませんし、漫画をおかなくていい分今まで以上のスペースを個室として確保することが可能になります。利益率が上がりますし、漫画を元あったところに戻すという煩雑な作業もなくなります。また、読みたい漫画が誰かに読まれているという自体も避けられます。

ってな具合で何回やるかはわかりませんが、ipadを利用したビジネスモデルを考えていきたいと思っています。

やりたくないことはやらなくていい世の中

  
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まさしく現代は非常に便利で、やりたくないことはやらなくていい世の中になっています。 よくテレビとかで「夫が家事を手伝ってくれない」とか「部屋を汚くするからイライラする」とか聞きますよね。僕はこんなことで喧嘩したり不機嫌になったりする人が理解できません。こんなやってもやらなくてもいいようなどうでもいいことは全部丸投げすればいいだけです。多くの人はそういうサービスがあるのに未だにやらなくていいようなどうでもいいことに神経や体力を使っているように感じます。 掃除が嫌いなら家事代行してくれる業者に頼めばいいだけです。手が届かないような場所でもキレイにしてくれます 炊事がめんどくさいなら外食すればいいだけです。外食は太るとか健康に良くないという人は単に店選びが下手だったり、バランスの良いメニューを考えられないというだけです。 洗濯がめんどくさいなら宅配ボックスを利用してクリーニングに出したり、乾燥までやってくれる全自動の洗濯機にまかせればいいだけです。 しかも最近はこれらのサービスが格安で提供されています。こういったサービスの労働者はコストが安い外国人労働者がやることが多いですね。コンビニやレストランでも以前よりもかなり見かけるようになりました。それは、彼らにとってみれば自国で働くよりも日本で働いた方が割が良いからです。よく、貧困に喘いでる国を見て何かをしなくてはいけないと思っている人が多いと思いますが、一番いい方法はその人達に仕事を与えることです。働くことで報酬がもらえ、貧国国の人たちは豊かになることができます。中国やインドが徐々に豊かになっているのは先進国が仕事を与えたからです。僕たちとしてはコストが安くサービスも受けられるし、労働者も稼ぐことができるしで、まさに一石二鳥です。 また、世の中にはいろんな好みを持っている人がいます。 パンを作るのが好きな人だったり、歌をうたうのが好きだったり、買い物に便利なサイトを作るのが好きな人だったり。お腹が空いたら料理の好きな人のところに行って食べさせてもらい、自分は得意なことをしてお返しすればいいだけです。疲れたらマッサージが好きな人のところへ行って癒してもらい、そのお返しをすればいいだけです。貨幣はそのやりとりをスムーズにする役割があります。そして、周りの人に質のいいサービスをより提供した人に対してはより多くのお金が集まります。それはあなたが信頼されている証拠です。お金が無くても信頼があれば困ったとき必ず助けてくれます。嫌いなことをして質の良いサービスが提供出来るとは思えません。サービスは中身だけではなく心も重要です。好きなことをして他のことはそれが好きな人に任せる。まさに最高の分業だと僕は思います。 これの機能は当たり前のように見えますが現実問題うまく行っていません。その理由は、お金は貯めた方がいいという宗教じみた思考と信頼を得るためのリスクを取ることが少ないといったことが挙げられます。 たいした金額でもないお金を貯めて何になるのでしょう。それよりも自分の好きな部分を伸ばして収入を増やした方がよっぽど建設的です。また、信頼は見返りを求めない姿勢が大切です。ギブアンドテイクとよく言われますが、あなたが信頼を構築するまではギブし続けましょう。そこで純粋にテイクをされたときは快く受けることが大切です。 こういったことを理解しているので、僕自身、生活にほとんどストレスは存在しません。料理をするときは遊びの感覚しかありませんし、他の家事も然りです。日々生産性が上がっていくので毎日ぐっすり眠れますし仕事も快適にできますし、休みの日は贅沢に遊んだりもしています。 いつも楽しいことを考えていますし、実際毎日が楽しいです。 やっぱりこういった生活を送る近道は好きなことをするに尽きるのではないでしょうか。 参考文献 ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫) 新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)

環境と経済の最適解

  
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先日、だいぶ遅ればせながらアル・ゴアの不都合な真実を観ました。 私自身、大学生の頃は環境問題に興味がありましてゼミの題材も環境だった。しかし、意外なことに教授は環境に関する授業を2年半の間、一度もやらなかった。卒業論文も敢えて環境に関係ない分野を書くように指示された。猛烈に研究したいという熱意があったわけではないので、当時はなぜ環境の勉強をしないのかと思う程度で別の題材の授業を楽しんでいたが、今になってみると少しだけ環境の授業をやらなかった理由がわかる気がする。 まず第一に環境問題はあくまでも予測の範疇を超えないということだ。 第二に大きな組織の研究者でもならない限り、データを借りることしかできないということである。 与えられたデータは正しい正しくないの検証はほぼ不可能である。データの採取方法を開示されたとしてもそれを全面的に信用することはできない。また、そこから未来を予測しても第一に挙げたように予測の範疇を超えることはないのだ。この二つの不確実性は文系の学生にはあまりにも打破しがたく、そういった理由で授業は環境から遠ざかっていたのだと思う。 しかし、実際に環境問題を取り上げるときこのような懐疑論ばかりでは議論は進まないし、いざとなった時に対処ができなくなってしまう。常に最低にシナリオを想定しながら備えることは悪いことではない。そういった意味では、鑑賞した「不都合な真実」は評価に値する。多くの人に環境問題の重大さを認識することに成功しただろう。 しかし、難しい題材を大衆映画のように単純化してしまうと誤解を招いてしまうことが多い。 テレビをみてても思うのだが、環境保護の敵は利益しか興味のないと思われている大企業や便利な世の中である。これはある意味正しい。明日から原始時代のように車を捨て、エアコンを捨て、工場を停止して、農業に徹すれば環境破壊は食い止められるだろう。これで、環境保護主義の理想とする社会が出来上がる。そして、次の日からは食料を争う戦争が始まるだろう。それでも多くの人は今の生活を手放すのだろうか。 どんなことでもメリット・デメリットが存在する。自動車は毎年、戦争よりも多くの人を殺しているが社会から消える気配はない。それは自動車の便宜と他人の命を比べたときに自動車の便宜が優っているからである。 環境問題も同様である。環境と経済発展を比べたとき経済の方が優勢であるから、企業も国も環境よりの政策をしないのである。 もちろん何も対処しなくていいわけではない。昔に比べると電気自動車や家電のエネルギー効率は格段に上がっている。断熱材により暖房もだいぶ節約出来るようになった。将来的には大気中の二酸化炭素濃度を低くする技術ができるかもしれない。こういった技術の進化はひとえに経済の発展がもたらしたものである。 そうやって、徐々に民間が変化をもたらしていくものを国が無理やり政策とやってしまうと無理が生じてしまう。エネルギー効率の悪い太陽光エネルギーや消費の先食いを促すエコポイントは”環境バブル”を引き起こす可能性さえある。 大事なのは私たち民間人が環境について感情的にならずに、問題一つ一つに対して冷静に判断をくだすことである。石油の一番いらない部分を利用して作っていたポリ袋を廃止して、良質な石油を使って世の中に腐るほど出回っているエコバックもいい例である。環境ビジネスでひと山儲けようとしている人に騙されて良心からエコに取り組んでいる人を見ると目も当てられない。 様々なファクターが渦巻いている環境問題をひとつずつ読みといて個別に対応する力が求められていると感じた。
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人生を謳歌する最高の方法は遊びを仕事にすることだ

  
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日本は世界でもトップクラスの豊かな国のはずなのに、国民の幸福度は恐ろしく低くなっています。実際、他の国を見てみても国の豊かさと幸福度にはあまり相関がないようです。
なぜ、このような事態が起こってしまうのでしょうか。
今の日本に漂っているのは長期停滞の中で出口が見えないという閉塞感です。高度経済成長の時はみんなで頑張れば、どんどん豊かになっていける時代でした。しかし、現在は頑張っても将来の希望が持てません。私はこの原因は政治にあると考えていますが、他力本願で生きるのはあまり生産的ではありません。

そこで、タイトルにもあるように”遊びを仕事にすること”が必要です。
決して”仕事を遊びに”ではありません。ライフハックブームで勝○和代さんとか多くビジネス書がが宗教じみた、ポジティブ思考を推奨しています。ポジティブ自体は悪いことではありませんが、キリスト教のようにすべてを受け入れるという姿勢(決して否定しているわけではありません。私自身キリストや仏教の考えの影響を多く受けています。)は社会にとってあまり良い影響がありません。これらの思考は一種のルサンチマンを抑えるためのマインドコントロールであって、それが全てではありません。

例えばどうしようもないくらいつまらないルーティンワークをする日々を送っていたとしましょう。ポジティブシンキングの人は、「私の仕事だって会社を構成する大切な一部なんだから誇りを持って頑張ろう」等と考えてしまいます。
逆に遊びを仕事にしたくてたまらない人は「こんなつまらないことをやっているなら死んだ方がマシだ。ここから抜け出して自分の好きなことを思う存分やろう。」と考えます。
前者の考え方は決して悪くはありませんが、次につながりません。社会に新しい富をもたらすのはどちらか一目瞭然でしょう。
周りを見渡してみると、自分の好きなことを好き勝手にしている人のほうが周りも幸せにしていると思います。歌手だってそうですしアップルのスティーブ・ジョブズだってその類に入ります。
さらにクリエイティブではない仕事はどんどん発展途上国の人やコンピュータに任せていく時代です。我々はコスト面で途上国に勝てず、計算や記憶力でもコンピュータに大敗してしまいます。
そこで、生き抜いていくためには遊びのように仕事をしてクリエイティブな発想を生み出していくことではないでしょうか。

お金だけでは満足できないということは先程の幸福度が実証済みです。働き方が変化している現代だからこそ大して稼げてもしないお金ではなく、好きなものにしがみつく勇気が必要だと思います。
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