昼休みを終えて仕事にとりかかろうとしたとき、ショッキングなニュースが舞い込んだ。
ホリエモンが上告を棄却され近く収監されるという。その期間は予想で2年4ヶ月。
一瞬そのニュース我が目を疑う。そして少し冷静になった後、ふと昔のことを思い出した。5年前にホリエモンが逮捕されたとう速報ニュースのテロップがテレビに流れた時だ。それは喪失感と怒りが入り交じったようななんとも言えない感情だ。
彼の著書や主張、第三者の意見からもわかるように彼は実刑を受けるような悪いことはしていない。「逮捕されて当然だ」と言う人はホリエモンの罪の詳細と同様の事象の過去の判決との比較をまず述べて欲しい。述べられないで主張しているなら、脳みそが溶けていると思って良い。
検察やテレビのコメンテーターが「堀江は全然反省していない」と言う。やっぱり脳みそが溶けている。民事裁判ではほぼ総資産の230億円を和解金して支払っている。この額は個人が支払う和解金としては異常と捉えて良い。刑事裁判としてはそんなことは関係ないというかもしれないが、だとしたらどのように行動すれば納得なのか。黙って何もしないことが反省なら引きこもりは彼らにとってさぞ素晴らしい存在なのだろう。ホリエモンはTwitterのフォロワーが多いことをフルに活用し、東海沖大地震の時に「拡散希望」と書かれたツイートを寝る間も惜しんでリツイートし続けてくれた。政府に任せられないとロケット開発を進めているし、多くの知識を著書やメルマガで提供している。
おそらくホリエモンが貧乏であるなら見逃されたのだろう。正義を振りかざして潔白を主張しつつも金のことしか考えてない検察や国民にとってはホリエモンは目障りなのだろう。目障りだから逮捕して実刑判決を出す。日本はそんな国なのだ。
話が変わるが、ホリエモンは獄中で2000冊程度本を読むといった発言をしている。ほとんどネットで情報を収集して、情報収集に多くの時間をかけれなかったホリエモンがじっくり2000冊を読むというのだから、驚異としか言いようがない。脳みそが溶けている検察が戒めたつもりでも、2年4ヵ月後のホリエモンはより多くの知識を持って大した進歩も遂げていない日本社会に大旋風を起こしてくれるだろう。自分も負けてられない。収監されるのにもかかわらず2年4ヵ月後を楽しみにさせてくれるホリエモンはやはりただの金持ちではないのだと改めて強く感じた。