ITコンサルジャンキー

ITコンサルが日々感じたことをネタにしたりしてます

2011年07月

おかしな本棚 書評

  
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おかしな本棚

書評というよりも画評というべきか。
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最近、読書の目標が知識を得るという方向に向いていたので、いい方向転換のきっかけになりました。これほど本を読んで心が落ち着いたのは、もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 以来だろうか。

本は記憶装置として機能するという著書の考えが面白いと思った。昔の本を見るだけで、芋づる式に読んだ当時の感情や状況などが一瞬で思い出されることはだれにでもあると思う。これを読んで僕は旅に出たときは必ずその場所の書店に立ち寄って本を買おう思った。来月に北関東の田舎の方に行くので早速実践してみたい。旅に出たときに限らず、誕生日とか何かの記念日とかに本を買うのも良いかもしれない。

紹介されている本は古本が中心となっている。早速このエントリーを書いた後、amazonで探してみようと思う。Add to Google
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鉄が地球温暖化を防ぐ 書評

  
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鉄が地球温暖化を防ぐ

地球温暖化を防ぐためにもっとも簡単かつ実践的な方法である。なにせ鉄を海に入れるだけで海藻が育ち二酸化炭素を吸収して固定化してくれるのだから。

本書では、鉄がどのような仕組みで地球温暖化を防ぐのかが書かれている。一見難しそうな内容だがあまり専門的な用語を使わずに説明されているので非常に分かりやすい。

僕は、「鉄理論=地球と生命の奇跡」の方を先に読んだのだが、本書を先に読んだほうが理解が早いと思う。

鉄が地球温暖化を防ぐという論理は非常に明快だ。まず、前提として海洋植物は地上の植物と同じくらい二酸化炭素を光合成によって酸素に変えてくれる力を持っている。つまり植物を増やすと二酸化炭素の減少に役立つと同様に海洋植物を増やすことで二酸化炭素を減少し地球温暖化を防ぐことができるのだ。

それではなぜ鉄なのか。海洋植物の栄養素としてリンや窒素が挙げられるが、そもそも先に鉄分を取り入れておかなければリンや窒素を取り込めない構造になっているのだ。そして海藻などの海洋植物が育たない理由はリンや窒素の不足よりも鉄分不足に起因している場合が多々ある。

興味深いのは本書でも説明されている「関空パラドックス」である。関空の建設は地域住民から環境破壊になるのではという反対意見が多かったのだが、蓋を開けてみると関空周辺には以前にはなかった海藻類が多くできるようになったのだ。その要因は関空の土台に使われた鉄であるというのだ。

僕は地上の植物を増やすよりも人工的に鉄を海中に入れることで海洋植物を増やすほうが容易であると思う。アメリカの思案で京都議定書を結ばされ、鳩山元首相の出血大サービスで2020年までに二酸化炭素の割合を25%減らすこととなっている日本としては、排出量削減には寄与しないが国家政策としてまずはスチール缶を海にばらまくことから始めてみると良いかもしれない。 

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Google+はFacebookでもTwitterでもない 招待のご案内

  
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先日、ネットで親切な方に招待していただきGoogle+を始めてみました。まだ誰とも関係を持ってないので詳しいことは言える分際ではないのですが、ひとつはっきりと感じたものはFacebookでもTwitterでもないということ。

みなさんからよく言われることはGoogle+の特徴は「サークル」という機能だということ。これには僕も賛同です。サークルというのは自分と繋がりのある人を色々とカテゴライズ出来る機能。カテゴライズすることによって特定のサークルへ情報を公開したりつぶやいたりできるようになります。

今までFacebookやTwitterをみんなやり始めて、友達や仕事仲間・ネットでの繋がりのある方を一緒に管理してしまって、発言したい内容が発言できないというジレンマを抱えていた方は多いと思います。 それを一気に解消してくれるのがこのサークル機能。Facebook疲れやTwitter疲れのほとんどの要因は本来はカテゴラズしていて演じている自分をネット上でうまく表現できなかったところにあるのではないでしょうか。

まだまだ僕は使いこなしていないので、ビギナーの憶測はここらへんにとどめておきます。

今のところGoogle+はベータ版ということで招待されないと参加することができません。そこで、ぜひやりたい方は僕から招待をしたいと思うので、TwitterのDMまでGmailアドレスを書いて送ってください。

僕もまだ手探り段階ですが、Google+の世界に突入してみましょう。

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捕食者なき世界 書評

  
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捕食者なき世界

捕食者とは被食者にとってみれば、厄介者でしかない。本来は被食者である人間にとっても捕食者は「いなくなって欲しい存在」である。これについては、ヒトは食べられて進化したを読めば理解できるだろう。(ヒトは食べられて進化した 書評

しかし、実際は被食者が捕食者を支えているように捕食者が被食者を支えているのだ。サルの捕食者が存在しないまさに「楽園」と言うにふさわしい環境で、サルは現在どのように生活しているのか「第5章生態系のメルトダウン 」を読んでもらうとわかるだろう。食料である植物は毒を含むように進化し、食料が不足してしまいまさに「地獄」と変わってしまったのだ。

一度バランスが崩れた生態系はもとに戻すことが難しい。それでも、捕食者なき世界に捕食者を戻すことでその生態系を取り戻した例を本書で紹介されている。

未熟だった人間は私利私欲のために突き進んだ結果、故意とは言わないまでもその生態系を壊し、捕食者を奪ってしまったこともあった。生態系という壮大なスケールを解明し、その生態系を崩さないように務めるのがあらゆる生物の中でもっとも多くの知性を持っている我々人間に与えられた使命のように感じた一冊である。 

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生産性が低いまま慣れてしまっていないだろうか?

  
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新しい道具や新しい仕事の方法は定期的に意識的に使ったり試してみた方がいいと思った話。
 

先日MacBook Airを購入したのはすでにブログで公開済みの事実である。
MacBookAirをいまさらながら買った感想

僕は毎朝、40~50分程度TwitterやRSSのチェックを行うことが日課となっている。この日課の処理効率が以前のダイナブックかiPadからMacBook Airに変えただけで肌感覚で10分程度効率が上がった。以前のダイナブックが壊れるまでは新しいパソコンが欲しいとは思っていたが特に故障もしていなかったし処理速度もストレスに感じない程度速かったので、問題に感じることはなかった。

しかし、故障をしたのを機にMacBook Airを使用してみると使用効率が10パーセント以上もUPしたのだ。これを無理やり時給換算してみよう。バイトレベルの時給1000円だとしても1日8時間働いたとして作業できる時間は実際80分増えたことになる。これを1年間どんぶり勘定で240日働いたと仮定した場合、80かける240わる60で320時間の能率UPになるのだ。これを金換算すると32万円にもなる。MacBook Airがたかが10万くらいということを考えると十分リターンがある投資ということになる。


ただ新しいことを始めるのには最初に多くのコストを払わなければならない。人は長期的な利益好む以上に短期的なリスクをいやがる傾向がある。これは以前のエントリーで紹介したとおりである。
認知コストという厄介者 


初期のコストを重要視するのは遺伝的なものがあると思う。かつて人間の祖先に限らず、動物はほとんどの時間を飢餓状態で過ごしていた。脳の活動というのは非常にエネルギーを使うので認知コストを払うことは生存上の理由からあまり意味のあることではなかったのだ。


しかし現在は飽食の時代である。いくら認知コストを払ってエネルギーを消費しても補って有り余るほどのエネルギーを安価で補給することができる。


ただ、遺伝的な行為に抗うのは簡単ではない。なので定期的に意識的に新しいものや仕事方法を試す時間が必要だと感じる。そして、それによってらどれくらい効率が上がるかを計算してリスクよりもリターンが上回るものは積極的に取り入れて行くことが必要だと感じる。

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