ITコンサルジャンキー

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2012年09月

ドキュメント サラリーマン -書評-

  
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以前参加した「ビジネス書ぶったぎりナイト」で紹介された本を一つずつ書評すると宣言して早数ヶ月。
『ビジネス書ぶった斬りナイト』で紹介された金持ちになるための本20選

ようやくその中の一冊を読みました。

まずはじめに手にとったのが
ドキュメント サラリーマン (新潮文庫)

初版は昭和59年で僕がまだ生まれていない非常に昔の本です。

たまにこういった古い本を読むことがあるのですが、毎回思うのは「今と大して変わらないな」ということです。

もちろん当時と今では仕事の内容や仕方や仕組みなどは劇的に変わっているのかもしれませんが、そこに関わるのはあくまでも人間であって、感情的な部分というのは今後十数年後も基本的には変わらないのだなと思います。

本書で紹介されているサラリーマンのように、自分の仕事に疑問を持ったり昇進に疲れて体調を壊したりという人は現在でも同じようにいます。時代が変われど同じような悩みを持つ人が存在し続けるということは、当時と今とで変わったものではその悩みを解決するには至らないということを教えてくれています。

PCのメモリが強力になったところで、余暇が増えるわけではないし職場でのストレスを減らす要因にはなりませんし、ウォーターフォール型の開発手法からアジャイル開発に切り替えたところで昇進しやすくなるわけでもありません。

新しい働き方でも同様です。ノマドになったからってサラリーマンより自由になれるかというとそうではなくて、大半の人はワープア一直線だったりします。

結局、社会で働いている以上悩みが発生するのはやむを得ず、それをすべてクリアすることは困難であるのでしょう。そこで大事なのは悩みとの付き合い方であったり、逃げ方であったりすると思います。わずか数十年ではありますが、悩みの対処法はどういったものが効果があってどういったものが効果がないのかというとても貴重な歴史的資料の一つが本書であると思います。

まずは自分の中での優先順位を決定し、それを優先することで発生する新たな悩みや結果を自分なりに考えて実践に移す。そんな大切なアクションに一役買ってくれる本ではないでしょうか。

ドキュメント サラリーマン (新潮文庫)

新潮社
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いまさらながらの映画評 阪急電車

  
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映画評なんて久しくしていませんでしたが。

酔っ払った勢いと明日休みという妙なテンションで先週の金曜にみました。2回目です。

僕は学生時代、京都に住んでいたので大阪に行く際なんかは阪急電車を何度も利用したことがあります。映画に出てくる沿線を利用したことは多分ありませんが。

映画の構成としては、ヒューマン映画版の呪怨といったらわかりやすいでしょうか。いろんな人のストーリーが個別に展開されていき、それが最後にはつながるといった流れになている。

劇中で「人はそれぞれやりきれない思いを抱えて生きている。死ぬほど辛くはないが、誰にも相談をすることもできずにいる」といったセリフを聞いたときは思わず涙モノでした。学生の頃とかは良い意味で理想的な将来しか思い描いていませんでしたが、やはり人生は自分の怠惰も含めて失敗ばかりで小さな悩みがつきません。ネットを開けば同年代の人達がたくさん活躍されていてそのギャップに辟易したりするものです。しかし、それこそが人生であって折り合いをつけていくしか無いしそこから幸せが生まれていくのだと最近は思っています。

話は変わりますが、なんといってもこの映画は戸田恵梨香が良いです。

いままで、映画でもドラマでもことごとく戸田恵梨香が出演しているものにハマっている僕が導きだした答えは「戸田恵梨香が出ているものに間違いない」。

ライアーゲーム、BOSS、specとかもう色々やばいです。一話当たり平均3回は見ていますね。

現在考察中で明確な答えはでてないのですが本当に不思議な魅力を持っています。たまに雑誌にのっている写真とかをみたりするのですが、静止画ではまったくぴんとこないですね。やはり声とか演技とかに魅力があるのだと思います。

まだ観たことない人はぜひ。深夜の少し疲れた頭で観るのがおすすめです。


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