今思い返してみると、大学時代から僕は物を買うときは”予約”で買うことが圧倒的に多い。 そもそも物欲があまりないのでガラクタみたいなものはほとんど買わない。 家のなかは驚くほど物が無く、まさに藤沢数希氏が予測しているウサギ小屋2.0の先駆けである。 大学時代は服にはまっていて、行きつけのセレクトショップでjuliusの服をコレクションの後の受注会で毎シーズン最低15万円以上は買っていた。だいたい9割は実物を試着しない”予約”での購入であった。 最近ではipadを真っ先に”予約”で購入したし(本当はアメリカで誰かに買ってきてもらおうかと思っていたのだがorz)先日iphone4も”予約”した。 興味のある本は立ち読みで中身を確認なんかせずに、アマゾンで”予約”で購入している。 なぜ、予約買いをするかというと、早く手に入れたいという衝動の他に理由がある。 理由の前にイノベーター理論というものをご存知だろうか。 イノベーター理論は簡単に言うと商品を買う人を時期に応じて5つに分類したものである。 上記のリンクより抜粋 イノベーター(Innovators:革新者): 冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。市場全体の2.5%。 アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者): 流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。 アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者): 比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。市場全体の34.0%。 レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者): 比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。市場全体の34.0%。 ラガード(Laggards:遅滞者): 最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。市場全体の16.0%。 これを基に考えるとイノベーターはそれ以降の97.5%の人よりも商品の利益を早く受け取ることができます。アーリーアダプターを含めたとしても83%の人よりも利益を早く受け取ることができます。 誰でもわかることだと思いますが、例えば徒競走で競争するには足を速くするかのが至極全うな方法です。しかし、ビジネスの世界ではスタートの合図というものが存在しません。 それなら、他の人より早くスタートすれば勝つ確立は格段にあがります。 これを予約買いに当てはめてみましょう。 イノベーター以降の人は商品を買うとき何を参考にしているのでしょうか。 それはイノベーターのレビューです。 本を予約買いしてすぐ書評を書けばアフェリエイトで稼ぐことも可能でしょう。 服を予約買いしていれば、ある程度おしゃれが分かる人にとっても’おしゃれ’として信頼を得ることができますし、気に入らなければほぼ定価で売ることもできますし、ショップの方からも手厚くサポートしてもらえたりしちゃいます。 新しいガジェットは便利になっているから出ているのであって、他のものよりも先行者利益が顕著です。iphoneで移動時間を消滅させ圧倒的な情報強者になることもできますし、ipadを早い段階から使いこなしていることで、服同様、買いたい気持ちを持っている人から信頼を得ることもできます。 新しい物を買うときにコストを考えてしまう人は費用対効果をあげる方法を考えればいいだけです。 ipadの5万円なんて即効で回収可能です。 みなさんもどんどん新しい物を手に入れ、イノベーターになり先行者利益をむさぼりましょう!