地球最後の日のための種子 成毛さんが絶賛していたので、読んでみました。 地球最後の日のための種子ー成毛眞ブログ この中で、成毛さんは 本年、最高の科学読み物にして伝記になると思う。それでも疑うのであれば、本屋で14ページ足らずのプロローグを立ち読みするべきだ。 と言っている。 まさしくその通りなのだが、さらに大口を叩いてみると、表紙を開いただけでも十分価値がある。 そこに書かれてある一節 北極圏の凍土の地下にある種子銀行、「地球最後の日のための貯蔵庫」。 そこには三百万種の作物の種子が保存されている。 植物の遺伝情報を保護し、世界が滅びても再び農業が再生できるように。 なんとも知的好奇心をくすぐる一節である。世界にこのような施設が存在してるなんて。 まるで映画の中のような世界である。思わず「2012 」を思い出してしまった。 ハリウッド映画は、しょっちゅう隕石がぶつかったり地球滅亡の危機にさらされているが、この種子銀行がそういった事態の時、どれほど感謝されるか計り知れない。