最近、大前さんの本を何冊か読んでいるんだけど、彼の思考やライフスタイルには見習うことが多い。

やりたいことは全部やれ! (講談社文庫)
 
遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫)
「知の衰退」からいかに脱出するか?

 やりたいことは全部やれ!の中には、「私は今までやりたいことはすべてやってきた。一生懸命がんばれば人生お釣りがくるもんだ」といった趣旨のことが書かれていた。多くの人が過去に悔いを残して生きている中、彼はやりたいことを全て実行し、人生を楽しんでいる。なんて素晴らしい方なんだろう。

そんなこんなで最近何冊か大前本を読んだ中で特に秀逸だったのが、 「知の衰退」からいかに脱出するか? である。2009年に刊行された本で決して新しいとは言いがたいが、当時の(今でも続く)時事問題に着いて大前氏は、どのように考えているか。そして、それを受け取るだけではなく自分で考える力を身につけろといった趣旨の内容が書かれた本である。

中でも参考になったのが大前流、情報収集の仕方である。
①RSSを使って毎日500ほどの記事に目を通す
②重要だと思われる情報を「自分の情報棚」に整理して自分とスタッフにメールで送る
③もう一度読み返し、削ったり加えたりする
④「大前研一ライブ」で解説する
⑤大前氏が主宰する経営塾などでディスカッションする

というような感じで同じ情報に4度触れ、自分なりの考えを付け加えた上で活用しているのである。なんとなく大量のRSSやTwitterをおいかけて結局なんも頭の中に残っていない人は参考にしてみるといいだろう。