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ITの発達や経済成長の停滞によってお金を稼ぐための”働き方”が劇的に変わっている。そういった時代を生き抜くためにはこれからの働き方に対応するスキルを身につけることが不可欠である。そのスキルとは決まりきった答えを暗記したり繰り返すではなく自分の知識をフル動員して新しい問題を解決するための”問題解決能力”だと思う。
では、あらゆる問題に対して答えを見つけ出す問題解決能力とはどのようにすれば身につけることができるのだろうか。
そのひとつの道が図書館に訊け! (ちくま新書) に書かれている。
僕たちは普段、問題が起こった時まずGoogleで検索する。Googleで検索すれば歴史上の事件はいつおきたとか、放射線を浴びるとどのような影響があるかといった類の問題ならすぐに見付け出してくれる。ただそうやって見付け出した答えを利用することが”問題解決能力”ではない。企業の業績を上げるにはどうしたら良いかといった複雑に絡み合った問題を解決するためには、ネットや本に書かれている一時的な情報では不十分で、以下の手順が必要である。
1、問題を解決するための必要なソースを挙げる
2、必要なソースをあらゆる媒体から探し出す
3、それらのソースを組み合わせて問題解決の仮説を打ち出して実行する
本書には手順の1,2を踏むための示唆が多く含まれている。
そして図書館とは身近にあって如何に奥が深いかもわかるだろう。 僕もいまでは月に30冊くらいは図書館で借りるヘビーユーザだが、使い方としては本を取り寄せて借りるだけという初級の段階である。
いまほどに図書館を利用するようになったのは就活も終わった大学4年の夏ころであった。それまでは暇つぶしのためのパソコンルーム使用か昼寝スペースとしてしか利用していなかった僕としては読書への目覚めと同時に大学の図書館がいかに素晴らしい場所なのかが心底わかった。それからというもの講義も出ずに図書館に通いつめていたのを思い出す。
読みたい本をAmazonのほしい物リストにためていって、リストに挙げたものを片っぱしから取り寄せサービスを駆使しながら読みあさった。今思うと図書館を十分に利用していなかった大学3年間が恨めしく思う。僕がいま大学生に言葉を掛ける機会があるなら、「講義は単位を落とさない程度に出て、後は図書館で本を借りて読みまくれ」と言いたい。
まさに将来の道も問題解決能力もファーストリアクションは「図書館に訊け!」ということだろう。


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