俳優の高岡蒼甫がツイッター上で韓国ドラマや韓流スターばかりを放送するフジテレビを名指しで批判したことが問題になっている。彼はこれをきっかけに所属事務所を退社し、日テレ系列の福岡放送で「人種差別主義者」と批判されたりしている。
高岡蒼甫、ツイッターで事務所退社を発表 

この発言によって彼がフジテレビに出れなくなるのは致し方ないし、承知の上での発言であると思う。またフジテレビに限らず、他局も’わざわざ’彼を選ぶ理由がない限り出演依頼を控えるのは当然の結果である。

それは良いとして今回のこの件で改めて感じたのは民放がどうしようもなく衰退産業ということだ。僕は特定のテレビ番組を録画して観るスタイルをとっている。それには主な理由が二つあって、ひとつはCMや見たくないところをすっ飛ばして時間を節約できることと、もう一つはご飯を食べる時間帯の19〜21時の間にどうしようもなくおもしろい番組がやってないからだ。

現実にゴールデンタイムの視聴率はどの民放も下がりまくっているらしい。
「民放テレビ全局の19時台の視聴率、ついに1ケタになった…」 テレ朝プロデューサーのつぶやきに「当然」の声

良いコンテンツを作って視聴率を伸ばすという方向ではなく、テレビをだらだらと見る層をターゲットに絞ったその場しのぎの戦略のが韓国ドラマや韓国人アイドルを出演させるという現実を招いているのだろう。ニュース番組の報道を見ても視聴率欲しさにくだらない事件を延々と流している。

そんな現状はいつまでも持たない。僕の予想だとあと3年も持たずにテレビ局は実質破綻すると思う。番組を何も放送しない空白の時間が日中にも出現し、タレントは儲からない民放のバラエティ番組ではなくニコ生のようなネットで放送される番組への出演へとシフトしていく。

これを機に多くのタレントが淘汰されると同時にネットである程度名声を上げている識者が出演する機会が増えると思われる。

こうした結果は、日本全体に良い影響が出るかもしれない。多くの国民の情報源はテレビである。日本が政治に興味を持たなかったり、浅はかな知識しか持ち合わせていないのは、情報源のテレビがその役割を果たしていないからである。

ネット放送が台頭し報道のレベルが上がれば自然と国民の知識レベルも上がる。民放が衰退する影響は日本にとってメリットの方が大きいように感じる。

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