クリスアンダーソンの著書「Free」が一世を風靡したのは記憶に新しい。書かれている内容を端的に言うと、これからネットはあらゆるコンテンツがフリー(無料)になっていき、一部のヘビーユーザに課金をすることで成り立たせていくという時代が始まるとったことが書かれた本である。

その本を出版されてすぐに読んだ時点で、いまさらそんな内容かと少し呆れたのと何とも面白くない本の構成に少し辟易としたのを覚えている。

そして先ほど、これらに関する面白い記事を見つけた。

ソーシャルの次の時代、「フリーミアム」が終わり「コンテンツがキング」になる【湯川】 

この記事には賛成だが、フリーミアム自体は終わらないと僕自身は思う。フリーのものはいわゆる入り口であることには先ほど書いた無料でコンテンツを提供できる仕組みの内容と変わりはない。ただ、それはコンテンツ自身ではなくそれを発信する個人や企業自身に対してに変わってきている。

いまやコンテンツがキングではなくキャッシュを生み出せる個人・企業がキングなのである。これはメルマガ等で稼いでる個人然り企業であるApple然りである。

フリーミアムかつ個人や企業のブランディングがキングになった社会は驚くほど格差がある。力のない個人は無料で提供しても受け取ってもらえずに仕事に喘ぐことになるだろう。これからどういった社会になるかは「未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論 」に詳しく書いてあるので参考になる。

大事なのはブランディングであって、フリーからどのように収益化していくかというのが重要な課題だなとつくづく感じた。

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