数ヶ月前の情熱大陸で、装丁家の名久井直子さんの特集を観て以来、本の表紙を眺めるのが楽しくなってしまった。僕は月に30冊以上は本を読むそこそこの読書家なのだが、本の装丁は以前まで何となくでしか眺める事がなかった。
灯台下暗しとはまさにこのことだろう。こんなにも心躍る”カタログ”を見たのは久しぶりだ。julius2009SS以来だろうか。
装丁の仕事169人は、装丁を楽しむと同等以上に 欲しい本を探すのに役に立つ。
やはり、目を惹かれるのは小説の装丁である。時間コストの関係で小説を読むことを断念している僕にとっては、なんとも悩ましいものである。読まなくても良いから、眺めるように買っても良いと思えるくらいだ。
電子書籍の波が押し寄せる今だからこそ、装丁の真価が問われると思うとわくわくする。